今日奈良で懐かしい方と再会しました。
観光案内所のスタッフをしていたときに、観光ボランティアとして来られていた方(通称満人さん)です。
現役時代にはインドネシヤからのエビの運搬船の船長さんだったそうで、
「日本のエビの6%はオレが運んだ!」と自慢(?)されていました。
とても話が上手で、女性ファン(自称)がいっぱいいるんだそうです。
実際博識で私の友人が奈良に来たときにはガイドを頼み、大いに喜ばれました。
「久しぶりに転害門に行くので会えないか」と連絡をもらって今日数年ぶりに再会しました。
今日の土産話はお釈迦様の涅槃図の絵解き話でした。
沙羅双樹の枝にはなぜ薬袋が描かれているのか?、なぜ描かれている動物に猫がいないのか?
などなど話は泉が湧くように出てきました。
本来はもう少し艶っぽい話がお得意なんですが、今日はそこまで至りませんでした。(笑)
最期に土産だと頂いたのが自ら書かれた写真の漢詩です。

これは奈良時代に中国から鑑真和尚を日本に招聘する際、日本からの使者の衣装に書かれていた漢詩だそうです。
これを読んで鑑真和尚は何度も難破しながらも、日本に渡航し布教に尽力したと伝えられています。
「なぜこれを?」と聞くのを忘れましたが、有り難く部屋に掲げておきます。