自宅介護の工夫 | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

このところの父は認知力の低下が急速に進んで、直前にあったことが思い出せなくなっています。

現在、朝昼晩に介護スタッフが持って来てくれる数種類の薬を服用していますが、

薬を服用している事自体を忘れて、病院で医者に聞かれても「いま薬はいっさい飲んでいません」と答えます。

預金通帳がなくなって散々探しましたが見つからず再発行の手続きをしましたが、今日父の病院用バッグから出てきました。

こんな調子で直前の記憶が飛ぶことが日常茶飯事になって来ています。

そんな状況で、これからも一人暮らし(在宅介護)を続けて行けるのか、大変不安に思います。

しかし、日常の生活をする上では、その事が大きな支障がなっているわけではありません。

買い物などの介護施設(スタッフ)のサポートは不可欠ですが、普通に生活が出来ています。

最近TVなどで「認知症患者の社会復帰」の課題がよく取り上げられていて、私も感心をもって見ています。

周囲が「直前の記憶が保持出来ない」事を前提として受け入れて、その上でどう工夫するかが重要と言われます。

父の場合もまったく同じことなのかもしれません。

今の状況を前提に出来る限り自宅で暮らせるよう、知恵を出すことが求められているのですね。