認知症ケア「ユマニチュード」 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

父親はこの頃急速に直近の事を思い出せなくなってきています。

過去の事はしっかり記憶していますので、認知症とかいうのではなく、加齢によるものだろうと思っています。

しかし今日のように、ある物を探すのに「何を探すんやった?」というのを5~6回も繰り返されると、これはかなり精神的に参ります。

普段の生活においては、どうしても確かめないといけない事というのは余りないのですが、

ただ預金の通帳などは手続き上必要なので、見つかるまで確かめざるを得ません。

それが「何を探すのだった?」とか、「一度探した場所を何度も探す」ような事が幾度も繰り返されると、

イライラが募り、2年程前でしたらつい大きな声を出してしまっていたと思います。

しかし、その事(大きな声)が相手を精神的に追い詰めてしまう事や、

その事が徘徊や暴言などの問題行動につながっていく事に(遅ればせながら)気が付きました。

いま認知症の介護の現場では、相手の気持ちやプライドを傷付けることなく、もっと上手なもっていき方が注目されています。

フランス生まれの「ユマニチュード」と言われる方法です。

私ももっと勉強しないといけないな~!と思って次第です。