奈良東大寺は平成10年に「世界遺産」-古都奈良の文化遺産ーに登録されました。
(後から知ったことですが、)その東大寺の転害門に隣接する実家も世界遺産の範疇に含まれています。
昨年転害門に面する土壁がかなり傷んできたので、修理をするべく奈良市に相談に行きました。
すると世界遺産に関わる場所なので、「文化庁に関係書類を添えて申請してください」とのことでした。
修理をお願いしていた工務店さんにその旨を伝えたところ、「えらい手間がかかるな~」と途端に腰が引けた風でした。
その顔には「大した工事じゃないのに、そんな手間かけてられない。」と書いていました。
確かにその通りです!
しかしルールはルールですので無視する訳にはいかず、結局工務店さんによる修繕は見合わせました。
そのため、塀の上にのっている瓦のズレや壁土が落ちている箇所は応急的に対処することにしました。
そのうち、文化庁が京都に移転して来たら直接出向いて相談することにしました。
ヤレヤレ先が思いやられます。