先日「時代の流れ」という題で、町の個人商店の苦境について書きました。
FB友達から、「町の有り様は、鉄道や道路によって大きな影響を受けます」というコメントを頂きました。
我が実家のある街もその通りで、鉄道(の建設)と道路(の拡幅)によって、大きく影響を受けました。
実家は江戸時代に東大寺大仏殿の参詣客の旅籠を営んでいました。
当時は京都(街道)を経由して多くの人々が徒歩で参拝にやって来ました。
そのため実家近辺は旅籠だけでなく鍛冶屋、漆屋、米屋、塩屋、かご屋などが軒を並べ大いに繁栄しました。
しかしながら、明治時代に現在のJR奈良駅が出来上がり、次いで大正初期に近鉄奈良駅が出来上がると、
人々は鉄道を使って参拝に来るようになり、すっかり人の流れが変わってしまいました。
さらに昭和になり街道(旧国道24)の拡幅工事が行われました。
今までは自由に買い物客が行き来できていたのが、広い道路で分断されます。
次の写真は拡幅前の街道の様子です。

そして下の写真が、同じ場所の現在の様子です。

道路が町の有り様に大きな影響を及ぼすという事が分かると思います。
現在、リニア新幹線は奈良を通るルートだといわれています。
果たしてそれが地域社会にどんな影響をもたらすのでしょうか?!
いま奈良県は全力で誘致運動をしていますが、メリットばかりではないと思います。
マイナス面も合わせて考えておくことが必要かと思います。