今日と図書館で知り合いの講演があるというので出かけたら、何を間違ったのか午後からでした!
運動もかねて歩いて行ったので、とてもそのまま引き返す元気がなく、図書館内で一休みしました。
そしてふと目に留まったこの本を借りました。

落合恵子さんが、仕事をしながら痴呆症のお母さんを介護した体験をエッセイに綴られています。
読んでみて、自分のいま置かれている状況がいかに恵まれた状況であるか!よ~く分かりましたし、
同時に今後たどるかもしれない道筋の険しさが垣間見えて、きれいごとでは済まないなと認識しました。
いま私の身近には、父親と連れ合いと子供たち、そして孫が健在で居てくれます。
日ごろは、日々の暮らしに追われて、その事を特に意識することはありませんが、
よく考えてみると、随分恵まれた事なんだと再認識しました。
考えれば、今迄の借りを返すチャンスを与えられていると言えます。
反対に、この人たちが身近にいなくなったことを想定すると、「私には無理だな!」という思いも強くしました。
しかしあまり先のことは考えても仕方ないので、「その時はその時!」ですね。