先日、人口知能(AI)が囲碁で世界TOPクラスの棋士に3勝1敗で勝利したことが大きな話題となりました。
将棋やチェスでは数年前にプロに勝利していましたが、囲碁ではあと10年は勝てないといわれていました。
今週は人口知能で作成した小説が、コンテストの一次審査をパスしたとも報道されていました。
人工知能の進化のスピードは飛躍的に伸びているようです。
かのカールセーガン博士は、「人工知能が将来人類を脅かす脅威になり得る!」と警鐘を鳴らしています。
「人類の進化は脳によって制約をうけるが、人口知能の進化にはその制約がない。」といわれています。
原子力・遺伝子組換え・人口知能、これらの科学技術は使い方を誤ると人類を滅亡につながる技術です。
完全な制御技術が完成しないまま使えばどうなるか、福島の原発事故で思い知りました。
あのとき2号機の格納容器が爆発していれば、日本の国の半分は人が住めない所になっていたと、吉田所長(当時)が証言しています。
「それは決してあり得ないことではなく、回避できたのは偶然のたまものだった」とも言われています。
「原子力は万が一の時の制御技術がない技術」、同じことが人口知能にも言えます。
しかし原子力がそうだったように、人口知能を兵器として使うことが軍需産業で真剣に研究されています。
「ロボット兵士が隊列を組んで行進する姿」は決して見たくない光景ですね。