先日の新聞に、「奈良公園にくる外国人観光客から、鹿に関する苦情が増えている」という記事がありました。
「噛みつかれた」、「袋を奪われた」、「突き倒された」、「足で蹴られた」などの苦情が寄せられているそうです。
確かに観光客の多い通りでは、強引に食べ物を要求する乱暴な鹿を見かけます。
人間の世界といっしょで、ほとんどはおとなしい鹿ですが、中に乱暴ものがいます。
隔離するなり何らか対策をしないと、公園」のイメージが損なわれてしまうと危惧しています。、
私の実家の裏にも、一帯を縄張りにしている10数匹からなる群れが暮らしていますが、これらは人を警戒していて基本寄ってきません。

これらの観光地でない場所で暮らす鹿にとって、冬場はエサとなる草が枯れてしまい、
食糧的に大変厳しい状態に陥るようです。
時々近所の人が野菜クズなどをあげているようで、私が白いビニール袋を提げて歩くと、
エサをくれる人と勘違いされて、一斉に鹿の注目を浴び、時にはついてこられます。
特に小鹿の黒い瞳で見つめられると、とても切なくて思わず「ゴメンね!」と言ってしまいます。
こんな風に多くの鹿はおとなしく、懸命に生きていますので、余計に一部の観光地の暴力鹿が残念です。
何らかの対策が必要だと思っています。