今日は一日中雨が降って、うすら寒い天気でした。
珍しく家内に誘われて、桂のショッピングセンターまで映画を見に出掛けました。
見たのは河瀬直美監督の「あん」で、樹木希林さんの演技が評判の映画でもあります。

社会からはみ出して、自分の存在意義を見失ったような三人が、
街角の小さな「ドラ焼き」で出会い、それぞれの心の触れ合いを通じて、
生きることの意味を見出していく物語です。
河瀬監督の作品は難解な作品が多いといわれる中で、この映画は見ていても楽にすんなり見ていられました。
ただ最後のほうで出てくる主題部分は、少々哲学的で今一歩よく理解できませんでした。
しかし「イヤな事だらけの世の中で」、すこし温かい気持ちにしてくれる映画でした。