今日ちょっと変わった人に出会いました。
実家に帰るべく歩いていると、道の脇の街路樹の根本のうずくまっている人がいました。
具合でも悪いのかと近くに行くと、カメラで何かを撮っておられる方でした。
「何を撮っておられるのですか?」と聞くと「苔(コケ)です」との事です。
見ると確かに街路樹の表皮に苔が張り付いています。
「この苔は珍しい品種なんですか?」
「これは『サヤゴケ』と言って、よく見かける苔ですが、撮っているのはそ蒴(サク)です。」
(後記:「蒴」というのは胞子は入った袋のようなものです)
「この苔はこの時期に茎のテッペンに1ミリくらいの丸い蒴(サク)を付けます。」

「苔には雄雌があって、雨が降って水に濡れると、その水を介して精子が泳いで行って卵子と合体して増殖するんですよ。」
「またこの苔は乾燥状態が続くと、一旦仮死状態になってずーっとその間耐えるんです。」
「そして水が戻ると、また生命が甦ります。 まるであの『クマムシ』と同じなんです。」
「苔は研究すればするほど、実に面白い生き物で飽きないんですよ!」
「よければ一度図書館で『苔は友達』という本を読んでみて下さい!」
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今日は車でなく電車で帰るべく駅まで歩いたのですが、歩くと路傍の草花が見えたり、
今日のようにちょっと素敵な人に出会えたりと、何かいい感じでした!
皆さんたまには車を止めて歩いてみましょう。