いまは官民上げて「地方創生」・「街の活性化」という事が言われています。
実家のある奈良の旧市街においても、高齢化と共に住民が減少し、空き家が増えています。
長い歴史ある幼稚園が、園児が集まらないために閉園になったりしています。
行政も空き家になっていた銀行の建物を「観光案内者」に改装して、活性化を図ろうしています。
しかし町の人たちと話すと、「家の前を知らない人達がぞろぞろ歩くはどうも、特に外国人は・・・・」とあまりいい声が聞こえてきません。
「観光で町おこし」という考えは、いまいち地元の人達には受け入れられていないようです。
4月16日に放送された「ガイアの夜明け」に、「R不動産」という会社(?)が紹介されていました。
そこは空き家のリノベーションを通じて、地域の活性化を図ろうとしているグループです。
その代表の方が言っていたのは、
「人たちガヤガヤ集まってくるのが、地域振興ではなくて、」
「そこに住む人たちが生き生きといきる町を創ること、それこそが地域振興ではないか。」
「空き家はそういう意味では、いろんな事を展開するための資源なんです。」
私はいま町おこしを目的に設立された地元協議会にボランティアとして参画しています。
しかしいまは「観光案内所」的な活動が中心になっていて、多少違和感を感じていました。
先日のR不動産代表の話で、「町おこし」ということについての方向が見えたように感じます。