今日はお彼岸で、生駒にある姉のお墓にお参りに行きました。
生駒山系の北側には霊園が多くあって、そこにお参りする車で阪奈道路は大渋滞でした。
最近はお墓参りする人も少ないのかと思いましたが、霊園内も沢山の人でした。
そんな中、向かいの真新しいお墓を高校生くらいの男の子が懸命に布で磨いていました。
髪の毛が茶色でやんちゃの感じの男の子だったので、とてもアンバランスな光景でした。
ちょっと遅れてお母さんとお姉ちゃんがやってきましたが、男の子は黙々と磨き続けていました。
男の子の真剣な顔つきからみて、そのお墓の人(お父さん?)との間に何かしら事情があったんだろうと感じました。
私には、その子が「取り返しのつかない想い」を「墓を磨く」という行為で紛らそうとしているように思えました。
人は、「なくなって初めてその存在の大切さに気付く」ってことが実に多いですね。
一度は立ち止まって、「もしいまこの人がいなくなったら・・・」と考えてみることが必要なのかもしれませんね。