12月4日の「NHKスペシャル」を観られた方は知っておられると思いますが、
いま話題になっているビタミンで、正確には「ニコチン アミドモノヌクレオチド」といいます。
これが話題になっているのは、このビタミンが「老化防止」に著しい効果があることが確認されたからです。
糖尿病」の治療にも著しい効果があり、来年度からは臨床試験も始まるそうです。
すでに製薬会社では量産体制まで確立されているそうです。
このビタミンは人間の脳に働きかけて体の組織を活性化させるので、これが老化防止につながるんだそうです。
これにより人間の平均寿命は約20年伸びると言われています。
この番組をみていて思ったのは、糖尿病が改善するのはともかく、平均寿命が伸びることについては、一概に喜べないなということです。
日本の平均寿命は現在すでに80歳を超えており、これらの方の中にはまだまだ元気で一線で活躍されている方もおられますが、
それらの方は例外で、むしろ「早くお迎えが来ないかな」と願っている人が、(推測ですが)大半のように思えます。
良寛さんは「死ぬる時節には 死ぬがよく候」といってますが、私も同感ですね。
いたずらに(薬の力を借りて)人間の寿命を伸ばすことは、社会的な面も含めて副作用が大きいように思えます。