私の人生で大きな転機になった言葉があります。
当時は周りの状況が最悪で、体調も精神状態も極度に落ち込んだいた時期でした。
そんな時、ある人から「あなたは求めているものが違うのじゃないですか？」と言われました。
「いまあなたが手に入れようと必死になっていること（目的）は、ほんとに価値のあるものですか？」
「目的と結果を混同すると、人間幸せにはなれませんよ！」とも言われました。
私は昭和２２年生まれの第一次ベビーブーム世代で、小さい頃から周りからは、
「お前たちは競争相手が多いから、学校に入るのも、会社に入るのも、結婚するのも総てが競争や！！」 と言われて育ちました。
そんなことで会社に入ってからは、人より早く出世がしたいと、周りも見ずに走っていました。
その方から言われたのは４０歳過ぎた頃で、その頃求めているものは「会社で他人より早くえらくなる（役職）」でした。
それはある意味、小さい頃から暗黙のうちに刷り込まれたことなので、
「それは違うのじゃないの！ 目的と結果を混同しているよ！」と言われたことは、
当時の私にとっては天動説が地動説に変わったくらいショックでした。
「役職・地位のようなものは目的（求める）ものでなく、いい仕事の結果としてついてくるもの。」
この教えは、その後の私の考えかた・行動を大きく変えることになりました。
ご参考までに