孫が世話になっている保育所の近くで大規模な発掘調査が5月頃から行われていました。

以前から発掘調査には興味があり、何が出てくるのか楽しみにしていました。
8月7日の朝日新聞にその概要が紹介され、先週末には現地説明会の予定でした。
(しかし残念ながら台風の影響で中止となってしまいました。)
この遺跡は、鎌倉時代に政治が平家・源氏と武士に移ることに抵抗し、のちに隠岐に流された後鳥羽上皇の「水無瀬離宮」に関連する宮殿跡のようです。
こんな山に近い所に時の天皇の別荘があったなんてちょっと信じられない気もしますが、古は治水が悪く淀川の河川敷は今よりもっと拡がっていたのでしょうね。
後鳥羽上皇のこんな和歌が残されています。
見渡せば山もと霞む水無瀬川 夕べは秋となに思ひけん
上皇はこの別荘で、「どうして鎌倉から政権を取り戻そうか!」と頭を悩ましておいでだったのでしょうね。
そんな事を考えると、時間を飛び越えタイムスリップしたようで、いとおもしろいですね。