地元島本町での初詣は、天王山山系の山裾にある「若山神社」にまいります。
ここからは京都伏見や八幡市が見おろせ、まさしく「天王山の戦い」の古戦場が眼下に広がります。

写真の奥は伏見で、手前の山が手向山八幡宮です。
このあたりは大阪・京都間で最も狭く、木津川、宇治川、桂川の三川が流れる中を、JR線、新幹線、阪急京都線、京阪電鉄、さらに名神高速道路、国道1号線など主要な交通網が集中しています。
天下分け目の「天王山の合戦」はまさにこの辺りが主戦場になりました。
秀吉軍の本陣は写真の左奥の山裾になりますが、秀吉や今日はじまった大河ドラマの「黒田官兵衛」も、この景色を見ていたと思われます。
その戦いが行われたのは西暦1582年ですから、今から4百年前はまだ、日本の国内で覇権を争っていた時代だったんですね。
そう考えると、これから4百年先には時代はどう変っているのでしょうか?
国境なき世界が実現されて、「あの時代は一つの島の領有権を巡り、隣りあう国同士が血相変えて争う時代だったんだね~」なんていう話になっているかもしれませんね。