先日畑の帰り道で、古文書サークルのメンバーの方と偶然出会いました。
その方はサークルの中でも口数が少なく、忘年会などでも自分の事はほとんど話されません。しかし質問に対する受け答えは常に適格で、無駄がありません。
まるで私と正反対な方なので、前職はいったい何をされたいた方なのか、とても気になっていました。
その方は散歩中でしたので、立ち話のついでに「ところで○○さんは現役時代にはどんなお仕事をされていたのですか?」とつい聞きそうになりましたが、寸前で思いとどまりました。
自らの経験から、退職後のいろんなお付き合いの中で大切なことの一つに、
「現役当時に何をしていたかという話は持ち込まない」 ということです。
「私は○○の長をしていました。」とかいう話は御法度です。
悪気はなくとも認めてもらいたい気持ちから、ついそんな話になりがちですが、
「それを言っちゃおしまいよ」と肝に銘じておいて下さい。
大切なのは過去ではなく、「いま何を考え、いま何を言い、いま何をするか」です。
以上、自省を込めて書きとめました。