いま団地では南天が鮮やかな赤い実をいっぱい付けています。

正直なところ私にとって南天はあまりいい印象の木ではありませんでした。
生命力が強く切っても切っても生い茂る厄介者でした。
しかしネットで調べてみると、南天の実には喉の炎症を抑える働きがあり、咳止めの生薬として古くから広く利用されているそうです。
確かに「南天のど飴」という名前ののど飴がありますね。
それと葉っぱにはシアン化合物がふくまれており、古くから殺菌・防腐の役割で使われてきたそうです。
赤飯に南天の葉がのせられているのはそういうことだそうです。
またナンテンは「難を転ず」という事で、縁起のいい木とされ、鬼門や裏鬼門に植えれば火災除け、悪魔よけになると信じられてきたそうですよ。
道理で古い日本の庭には必ずといっていいほど南天が植えられているんですね。
近くの南天の木を今まで随分乱暴に剪定してきましたが、大変失礼いたしました。
これからは丁寧にやさしく剪定いたします。