人の幸せとGDP | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

今朝の朝日新聞のオピニオン欄に、「生きずらい世を生きる」という表題で、
 
渡辺 京二さんという評論家のインタビュー記事が出ていました。
 
この方は「逝きし世の面影」という著作で、幕末に日本に滞在した外国人の訪日録を集約して、現代日本との対比の中で、評論しています。
 
いわく
当時の日本を見た外国人が、「日本には貧乏人はいるが、貧困は存在しない。」と言っています。
 
近代化以前(江戸時代)の日本には、貧乏だけれど、満足と幸福にあふれた人々の生活があったのです。
 
近代資本主義は、時間を始めすべての物をお金に換え、すべてはお金で解決できる(便利な?)世の中にしてきました。
 
結果として、社会的な絆(つながり)の価値は薄れて、経済(金)至上主義になり、
 
あげくは「経済成長がなければ国民の幸せは得られない」ということになっている。
 
はたして本当にそうなのか?その事が私たちを苦しめている根源ではないのか?
 
人は何を求めて生きるのか!人は何を幸せとして生きるのか!
 
人間は本来は生きている事が喜びであるべきで、日本のGDPが世界2位か20位は幸せには関係がないんです。
 
日本人はいま「逝きし世」(近代化以前の日本)を振り返り、もう一度今を考えなおす時期じゃないですか!?
 
以上渡辺京二さんの言です。
 
私は全く同感ですが、皆さんどうお考えですか。