昨夜のザックジャパンの試合を見ましたが、本田選手の気持ち（メンタル）の強さには驚きました。
オーストラリアに1点先取された段階で、選手を含め多くの人が諦めたと思いますが、しかし本田選手だけは明らかに他の選手とは違っていましたね！
彼の「メンタルの強さ」だと解説者も選手も表現していましたが、
いったい「メンタルの強さ」とは具体的になんなんでしょう？
どうすれば身に着くものでしょうか？修行とかをすれば身に着くのでしょうか？
それとも先天的なものなので、努力してもダメなものなんでしょうか？
一つには先天的（もって生まれた性格的）なものがありますね。
生来の負けず嫌いな性格といったものが影響していることは明らかでしょうね。
後天的なこととして考えられるのは、
スポーツの世界でよく言われる、その人の思考パターンでしょうね。
「結果」を求めるあまり、プレッシャーから本来の力が出せず終わるケースです。
最近一流選手が、「優勝を目指して頑張ります」ではなくて、「自分の力を出しきれるように頑張ります」とコメントすることが多いのはその事でしょうね。
今回本田選手も「ペナルティキックのときは、プレッシャーがすごかったですが、
真ん中に蹴って止められたらしゃないと考えた。」とコメントしていました。
すなわち、「外したら・・」という結果でなく、全力で蹴ることに集中したという事です。
もう一つ考えられる事は、「志の高さと強さ」がメンタルの強弱に出ると思います。
敗戦の空気が支配的になった後半終了間際、本田選手がボールを蹴ったあと、
大きな叫び声をあげました。
試合会場の空気を切り裂くように鋭く、そしてチームの仲間を鼓舞する叫びでした。
その直後に相手の反則から彼自身が同点のペナルティゴールを決めるのですが、
あの結果は本田選手の「志の高さと強さ」が呼び込んだように感じます。
彼の「メンタルの強さ」は「志の高さと強さ」に裏打ちされているんだと感じた次第です。