今日は家で謹慎状態です。
前から気になっていた本を読みました。

救急医療の現場経験をもとに、「人は死なない」という本を書かれた矢作直樹さんと、
遺伝子分野の世界的な権威でありながら、吉本興業と「笑い」の研究されたり、
「アホは神の望み」などのユニークな著書で有名な村上和雄さんの対談集です。
お二人とも現場の最先端を経験された方ですが、その過程において、
人知を超えた偉大な何か(=サムシング・グレート)の存在や、「霊魂」や「あの世」の存在など、日本の学会ではタブー視される世界を実感されます。
そしていま、学者世界の冷たい視線を乗り越えて、使命感をもって情報発信を続けられています。
科学者の立場で、「臨死体験」「魂」「延命治療」「臓器移植」「クローン技術」など、
それぞれの専門分野の知見に基づき幅広く話されています。
現在社会は、環境・エネルギー・政治・宗教などあらゆる面で閉塞感に覆われ、
まるで文明の終焉に向けて突っ走っているかのように見えます。
両氏はこの閉塞感を打破するためには、人間の根底的な価値観、すなわち
「生きるとは?」「死ぬとは?」という事を考え直すしかないと訴えておられます。
日々の生活に追われる毎日ですが、この本を読んで、
大きな大きな世界(時空)にいる自分と、今この時この地球に生きている意味・
意義について想ってみるのもいいですよ。