介護の現場では「される側」と「する側」でお互いの「我」が衝突することがまま発生します。道義心や道徳心ではじめても、お互い生身の人間ですから日常生活のなかでは、感情を抑えるのは言うは易くたいへん難しいことです。
このへんのことを介護を仕事としている人と話しますと「仕事ですから」といとも簡単な答えが返ってきました。
家族の場合には、「する側」には「してあげてる意識」があり、トラブルの時には、「こんなにやってあげてるのに!」という気持ちが顔に出ます。さらにそのあとには、そんな風に考える自分に自己嫌悪して落ち込んでしまい最悪の状態に陥ります。
私はそんな悪循環から抜け出すとき、次のように頭を(無理に)切り替えています。
一つは、「不完全な相手と不完全な自分を許して受け入れよう!」
もう一つは、「いまはこれが私の仕事なんだ!」
たいていはこれで抜け出します。それでもダメなときもありますがね(笑)
同じような状況にある方は、一度ためしにやってみてください。
少なくとも最悪の状態から(しばらくは)抜け出せますよ。

二年ぶりに花が咲きました(バンザイ)