購入したZ620には、K2000のグラフックボードが実装されているが、手持ちの(以前のThinkStation S20に載せていた)Geforce GTX Titanを追加実装する。

 

今回の実装に当たって、以下のページ・資料を参考にした。

ワークステーション系は、メーカーのサポート情報が比較的残っているので助かる。

システム構成図

メンテナンスおよびサービスガイド

補助電源アダプター付PCI Expressカードの取り付け

拡張カードスロットの仕様と要件

HP Z620のメンテンナンス覚書 (個人のページ)

 

(1)判断

今回、GTX Titanを取り付けるに当たって一番気にしていたのは、電源のこと。
Z620の電源からは、6ピンの補助電源ケーブルが2つ予備としてある。
GTX Titanの消費電力は250Wとなっており、補助電源としては、
6ピン+8ピンを接続するようになっている。
仕様としては、PCIバス直で75W、6ピンで75W、8ピンで150Wとされている。
6ピン2つからだと、75W+75W☓2の225Wで、Titanの消費電力250Wに足りない。

システム構成図には、Tesla K20/K40を取り付けられるとあり、ハイパワーCPUでは
サポートしない(メーカーとして保証しないとの意味と理解)と。
恐らく、電源容量的に厳しいのだと理解。
Tesla K40の消費電力をスペック表で確認すると235W。GTX Titanより15W低い!

上記記事(HP Z620のメンテンナンス覚書)も参考にしながら、自己責任で
GTX Titanを取り付けることにした。

 

(2)事前購入物

Z620の電源からは、6ピンの補助電源ケーブルが2つ予備であるので、その一つを8ピンに変換するため、AD-DAグラフィックボード・電源コンバータプラグ [6ピン(メス)→8ピン(オス)]を購入。

 

(3)取り付け

PCIスロット5付近にジャンパーピンがあったので、何か設定が必要になるかとも考えたが、「補助電源アダプター付PCI Expressカードの取り付け」に特に記載がなかったので、そのままにして、Titanカードを挿入した。以下の写真。

 

(4)設定の確認

その上で、電源を入れると上記のように、2枚のGPUカードが認識されていた。

 

Titanの取り付きの前が以下の通りなので、特に設定しなくとも、きちんと認識されていることが分かる。