静かな夜だった。

雪がしんしんと降り続いて、あたりの音を沈み込ませている様な

とても静かな夜だった。



私は1人窓辺に座り、空を見上げる。


そこには満点の星空やあたりを明るく照らす月はない。

もちろん雪など降ってさえいない。



ただ暗闇があった。




夜空を眺めるにはあまり心が震える景色ではない。



ただ、そこには吸い込まれるような静けさがあった。






自分の過去、そして未来へ、、、


想いを馳せるには充分だった。



過去からの苦しみや憎しみ。

未来への憧れや希望。


ヒトはいついかなる時でも

自分を過去や未来へいざなうことが出来る。



でも、思い出してみてくれないかな?


過去はツライ事ばかりだった?


苦しい事だけしかなかったのかな?


笑えてなかった?


楽しかったこともあったよね。


嬉しかったこともあったよね。





そう、あったんだよね。






でも、ツライ事が心を支配してたんだよね。


ツラクテツラクテツラクテ、


そんな中、ひたすら唱えた言葉は、、、



「感謝します」



何から仕入れた情報だったか、


その言の葉を口にすれば、
おのずと幸せが訪れますよ。



ただ、必死にしがみついていた。


幸せはすぐそこにあったのに。


すぐそばに。でも、気付かずに、、、


唱えなければツライ事はなくならないと思ってた。



今、に自分を集中して、ただ1人、自分と向き合う。


過去の思いを吐き出して、明るい未来へ想いを馳せる。





そして、現在へ…



今。この瞬間に意識をいざなう。




今、アナタは幸せですか。







、、、おわり。www