本日はヤマハ3級の指導グレードで
最も点数が伸びないといわれる
「混声合唱編作」について
絶対に落としたくないポイントを
お話したいと思います。
どうやら、合唱編作の採点で
「この書き損じは-5点」という
考え方ではなく、
全体の出来として
☑よくできていたら85点
☑普通に問題なければ70点
☑合唱編作として抑えるべき項目が
最低限抑えられていたら60点
みたいなおおよその基準で点が決まるというお話も・・・
そして、聴音では100点が取れますが
合唱編作では100点を取ることは不可能
とのことで
いかに、合格ラインの60点を取れるかどうかが
合格のカギとなるようです。
そこで、合唱編作初心者が
(私もそうです)
絶対に落としてはいけないポイントを
考えてみます。
さて、こちらが回答と睨めっこして
気付いたところです
①タイトルと作詞者、作編曲者は絶対に書く!
パート名(Soprano/Alt/Tenor/Bass)も忘れずに!
これを書き忘れたら合唱編作アウトです。
バート名は2段目以降も略語(S/A/T/B)で書きます。
(最新のヤマハ指導グレード要項にも記載されています)
②速度記号、強弱記号、
フェルマータ、ブレス記号は
原譜にあれば絶対に書く
意外と書き忘れるこのような記号たち。
このミスのせいで合格ラインに届かなかったら
泣くしかない。
③大カッコの書き方に注意
ピアノ譜の大カッコとちょっと違うんです。
オケ譜と同じカッコですね。
ピアノ譜の大かっこ↑
混声合唱編作での大カッコ↑
④小節線は上段と下段で分離
こちらもピアノ譜と違うので、ケアレスミスに
ならないように押さえておきたいところ。
ピアノ譜は上段下段をつなげて小節線を書きますが
合唱譜は違うようです。
⑤アウフタクトで始まる曲の注意点2つ
1)最後の小節を不完全小節とし、
拍を調節する
原譜に従ってケアレスミスがないように
書きます。
2)フレーズ区切りもアウフタクトで統一。
8分音符の「旗」を区切らないといけません。
これは絶対に見落としそう!
「ます」の2小節目。
原譜は「けた」でつないであります。
合唱編作では、「はた」で分かれています‼️
これが言葉の区切りの部分であることと
アウフタクトから始まるフレーズだから
分かれているのでしょうね…
⑥歌詞は「伸ばしぼう」を書き忘れない
最後の見直しの時に絶対にチェックしたい項目。
⑦休符は各声部ごとに4つとも書く
意外と上声部で1つ、下声部で1つにまとめがち
ですが、こちらもしっかりと4つ書いておきましょう。
いかがでしょうか。
これだけでも、少しは点数がUPするかな。
反省点とともに、忘備録として
書いておきます。
湖のほとりで
井上宏子先生を囲んで
(小学生以上入場可)
大津市の音楽教室一覧(オトコロドットコム)に掲載されました。