小さいお子様の導入期のレッスンで
よく見かけるのが親指問題。
☑️親指が反って弾いている
☑️親指の付け根の関節が中に入り込んでしまう
☑️すごく力が入っている
などでしょうか。
小さいお子様は関節もまだしっかり
していませんし、ぐにゃぐにゃのふにゃふにゃです。
かつて、生徒さんの中にも
親指の付け根が、カメが頭を甲羅に入れるように
引っ込んでしまう方がいました。
それで、その生徒さんには
☑️親指回し、出し入れ
(ゆっくりと、大きな弧を描くように指の付け根から回します)
→当時はその親指回しも関節が外れたように
カックンカックンと動いていました
親指回しの実演です
☑️玉ひも
→バスティン研究会ではお馴染みアイテム
「指のたいそう」というハノン導入テキストの
時だけ、親指の付け根を太めの紐で引っ張って
片手ずつ弾きます
手芸屋さんに材料は売っていますが
こちらのサイトで「玉ひも」の購入もできます
ただし、全ての曲を親指の事だけで終わるのは
可愛そうなので、ハノンの時以外は、例え歪な
形でも親指を弾きたいように弾かせていました。
(ずっと矯正器具をつけていると嫌になるみたいだったので)
☑また、玉ひもが無くても、お家にあるもので関節の矯正もできます。
例えば、
小さいお子様の場合、消しゴムのサイズは
上の写真よりも一回り小さくて大丈夫です。
人差し指で消しゴムを押すようにして
関節を内側から押し出します。
テレビを観ながら、お風呂につかりながら、
「ながら時間」で充分です。
あれから3年ほど経ちましたが
今ではもう何も言わなくても
親指の関節はキレイに改善されました。
やっぱり根気よく見守るのは大切。
教える側が「絶対に無理」と思っては
いけないんだな、と生徒さんの演奏を
見ては、心の中で小さく感動しています。
次回は9/25(金)です
次回は10/6(火)です
大津市の音楽教室一覧(オトコロドットコム)に掲載されました。