では、前回の続きです。
娘と病院に行きました。とても優しそうな先生です。
先生が娘に問診しているのを聞いていました。
「学校は楽しい?」「ハイ」と娘。(でしょうね)と心で思い、うなづく私。
「ご飯食べてる?」「ハイ」と娘。(食べてるよねー)と心で思い、うなづく私。
「夜眠れる?」「寝れないです」と娘。(なんですと?)と目が点になる私。
「何時に寝るの?」「ずっと寝れないです」(えっ寝てないのー)と心の中で叫ぶ私。
毎晩、22時ぐらいに、おやすみーと言って自分の部屋に行くので、すぐに寝ているものとずっと思ってたのです。
詳しく話を聞いてみると、今日の出来事を一人反省会をするんですって。失敗したことや嫌なことがあったときは、思い出して、涙がでてきて寝れなくなるとのこと。
なんと悲しい思いをさせてたんだろう。なんて寂しい思いをさせてたんだろう
毎晩、毎晩、そんな思いをして寝床についてたなんて全く知らなかったのです。
毎日、ちゃんと眠れてないんじゃ、頭が痛くなるのも当然かも。
その時私は、何とか気持ちよく寝つけて、朝までグッスリ眠れるようにしてあげたいと心から思ったのでした。
その後、心電図、血液検査、MRI、レントゲン、脳波、等々検査をしてもらい、後日、結果がでるので、また来てくださいとのこと。
その日の夜から、娘が快適に寝れる環境をと試行錯誤の日々。
最初のうちは、添い寝してトントン。まるで赤ちゃんの時のように。そろそろ寝たかなぁ。そっと小さい声で「寝た?」と聞くと、「全然寝れない」と娘が答えることの繰り返し。
いつの間にか2時間経過。すんなり眠れてないし、私も疲れる。
次の作戦は、絵本を読み聞かせるように、何かお話をしてみよう。これもイマイチ。
ある日、テレビでアロマの特集をしていました。ラベンダーはリラックス効果があります。と言ってたのを聞き、これだ!とピピッときました。娘は嗅覚が敏感なので、これはいいかも。
早速購入し、脚をマッサージをしてみました。もちろん、自己流で。
「すごくいい香り~」と娘はニコニコ顔でご満悦。マッサージしながら会話してると、今日の学校の出来事やお友達の話、アイドルの話、もう止まらないのです。そして娘が一言
「なんか久しぶりに楽しい」
と言ったのです。私は、ただ、話を聞いてるだけなのに何が楽しいの?とその時はわかりませんでした。
やっとひと段落着いたと思ったらスーッと寝息をたてて寝てしまいました
あまりにあっという間に寝てしまったことにビックリしてしまいました。
これを機に、毎晩、脚や手をアロママッサージを約一か月しました。
そして、ふと思ったのです。アロマの香りの成分はもちろんのこと、マッサージの心地よさによる安心感で、心にたまったものを吐き出す効果があるのでは?と。そして、もっと効果的なアロマは?マッサージの仕方は?もっと知りたい、もっと上手になりたいと追及し、ハマっていったのです。これが3年前のアロマとの出合いです。
しかし、アロマの効果を実感すると同時に、どうして、娘は心に溜めこんでるんだろうか?そして、今までの私は娘に対してどのように接してきたのだろうか?もしかすると私が原因なのだろうか?そして、私は、これまでのことを振り返って自問自答を繰り返していくことになるのです。