こんにちは。

 

図書館で借りてきた、5冊の本のうち、2冊は女性作家さんによるエッセイ集でした。

 

・マリコ、カンレキ!(林 真理子 著) 2015年初版

 

 

・独女日記 (藤堂 志津子 著) 2011年初版

 

 

 

マリコ、カンレキ!」は、林真理子氏が還暦を迎える前後の著作、「独女日記」のほうは、藤堂志津子氏が還暦を少しすぎたころの著作です。

 

「マリコ、カンレキ!」は、週刊文春で連載中の「夜ふけのなわとび」の一部かな?

 

週刊文春初出と思いながら読んだせいか、どちらかというと男性目線寄り、な気がしました(笑)

 

2014年中に連載されていたため、「STAP細胞」で一躍有名になった小保方晴子氏についての記述があり、林氏は小保方氏に対して、同情的立場を取っています。

早くSTAP細胞の存在を一日も早く実証してほしい。そうすればすべてがひっくり返る。

マスコミ取材の過熱さ、取材と言う名のプライバシーの侵害を憂いたエッセイなんですが、この部分は、ちょっと男性読者に寄り添ってる感があります。

あのとき、男女の見方はこれほど違うのか、と思わずにおれない事象でした(笑)

 

当時、知り合いの男性は、「理研にはしごを外された!かわいそうすぎる!」と憤っていましたし、

方や私は、小保方氏をテレビで見たとき、リケジョなのに、なんて発言にとりとめがないんだろう?と、うさん臭く思っていました。

イジワルですみません(笑)

 

また、林氏はなんといっても、若いころからセレブなので、交友関係やお呼ばれされている場所もすごい。

 

作曲家のサエグサさんとアンチエイジングのやり取りも半場じゃない。

某友人に誘われて試そうとした費用が〇十万円アンチエイジングを、サエグサ氏はすでに試していて、あんまりその価値なかったかな、とアドバイス受けているのに、押し切られてやっぱりやっちゃったタラーみたいな(笑)

いっときのファンタジーな世界をありがとうハートって感じですかね。

 

また、相変わらずお食事の描写は、すごく上手い。

高知県のいもけんぴも、林氏のエッセイで読むと、なぜか急に食べたくなる(笑)

 

食べることを含む、あらゆる楽しむことを積極的に楽しむアラカンを体現する、エネルギッシュな林真理子氏は、週刊文春の看板エッセイストだと感じました。

カンレキ過ぎても、まさしく現役、「枯れる」には程遠い印象です。

 

長くなったので、「独女日記」についてはまた明日。

個人的には、「独女日記」のほうがおススメ。