ハイウェイを走っていたら雨が強くなってきた。
フロントガラスが濡れて、視界が悪くなる都度にワイパーのスイッチを入れていた奈津実だったが、とうとうオートマチックのスイッチにせざるを得ない空模様となった。
「ね、こんなに雨が降っていても海に行くの?」と俺は聞いた。
せっかくならハワイの日の光を浴びながらビーチで昼寝したいよ。
すると、奈津実は平然とした声で「大丈夫よ。晴れるわ、きっと。このハイウェイは雨が多いの」と答えた。
うーん、どう見ても山の向こうも雨に思えるけどな。
俺は黙ってケータイのメールをチェックしていると奈津実は言った。
「事態の悪化を心配するより、好転を願いましょう。その方が私は好き。
それにもしも雨だとしても、それはそれで楽しい経験ができるかもしれないわ」
「って?」
「雨に思いっきり濡れてもいいなんて楽しいと思わない?水着なんだもの。濡れてもお構いなしだわ。
それに、雨に濡れながら海に入るもの楽しいと思うわ」
「ぷっ、まるで子供みたいな発想」俺は思わず笑ってしまった。
すると、奈津美はさらに弾んだ声で言った。
「ほら、雨の日に学校に行く時、レインブーツをはかされたりしたじゃない。
私、レインブーツが嫌いだったのだけど、帰りに雨が上がっているとレインブーツがうれしかった」
「うそ、雨が上がっているのにレインブーツなのが嫌なんじゃないか。
歩きづらいし、晴れてるのに何だかみっともねーって僕は嫌だったけどね」
「あら、カイくんはレインブーツの楽しみ方を知らなかったのね」奈津実は笑った。
「なんだよ。はかせた人が教えるべきことじゃないか。何だったの?」
「水たまりに思いっきり入れるのが楽しいのよ。レインブーツなんですもの、濡れてもママに怒られない。
だからじゃぶじゃぶって躊躇なく水たまりと遊べたわ」
「あはは、そんなこと?子供の発想ってくだらないけどかわいいね」
すると、奈津実は急に声のトーンを落として「あの頃を思い出すとわくわくすることがたくさんあったと思うの」と言った。
うん、確かに。
奈津実の言うことのほとんどに共感できる。
でも、それって俺の忘れていることだ。
俺の脳内は、レインブーツの楽しみ、雨の中で遊ぶ楽しみなんてこれっぽっちもない。
俺の頭に、先行きを心配していつも背中を丸めて歩いている俺の姿と、今を楽しもうとする笑顔でスキップしている奈津実の姿が映し出された。
今、奈津実の言うことに共感できた俺は、背中の背筋を伸ばして歩き出したところだ。
そうだな、雨でもいいじゃん。
雨に濡れながら「わー」って叫んで砂浜を走ってじゃぼんと海に入るのも楽しいかも、と思った。
これも子供の発想だな。
俺は、奈津実とともにスキップを始めていた。
何とも爽快な気分だ。
外は雨というのに。
「ほら、見て。あちらの空が明るいわ」
奈津実に言われて遠くを見ると、確かに今俺らのいるところの空と違う明るい空が微かに見える。
「あのあたりなの?」
「うーん、正確な位置はわからないけど、あそこだと思う」
適当だなぁ、と俺が笑うと、奈津実も笑った。
そして、この適当さがいいのよ、と言った。
俺は奈津実の言うとおり、俺らの行き先が晴れているような気がしてきた。
「天国のビーチだもの、今は雨でもすぐに晴れるわ」
という奈津実の発言に俺は自然とうなずいた。
そうして、「事態の悪化を心配するより、好転を願う、か。奈津実らしいな」と言って、両手を頭の上に組んだ。
固まっていた何かが溶けたような感じで、俺は自分がリラックスしているのがわかった。
「祈るっていうとおおげさだけど、『事態が好転しますように』って思ってみるよ。
もちろん、雨でも楽しむつもりだけど、やっぱり晴れている方がいいからさ」
と言って、俺は頭の上で手を組んだまま、視線を先に向けた。
「祈ることは、宗教と関係なく当たり前のことよ。皆、忘れているだけ。
祈ることで、心地よい穏やかな時間を取り戻せるのに。
昔の人はね、知識や情報がなかったから素朴に心から祈っていたのよ」と奈津実が言った。
To be continued・・・ Written by 鈴乃@Akeming
Copyright © 2008 heartloop Co.,Ltd. All right reserved
今朝、起きると感じたネガティブなオーラ
すごい風の音
ああ、きっと雨が降っているに違いない。。。
今日はビーチへ行こうと思ったのにな。。。
案の定、カーテンの向こう側に見えたのは、どんよりした曇り空と大きく揺れるヤシの木
嵐の前ぶれと思うくらいの悪いコンディション
海はあきらめよう
今日はポリネシアンセンターに行くしかないかな。。。とがっかり
ところがシャワーを浴びていたら、私の中の私が言った
「思考のチェンジを試みたら?」
あ、そうだね
やってみようか!
で、
私は誰だかわからないけれど、どなたかに話し始めた
「私はどんなシチュエーションでも文句を言わず、悪いコンディションでもそれでも楽しめる術を知っています
でも。。。聞いて
今回、ノースショアで過ごす時間はわずかです
どうかこの短い時間を有効に過ごせるよう、Happy Timeを過ごせるようお天気のコンディションを整えてください」
私は無我無心になって祈りに近い思いで誰かに語った
すると。。。
数分後、太陽の光が射してきて(信じられない!!)
偶然かもしれないけれど、私は感謝の気持ちを持ちつつ思った
「思考のチェンジが天候をかえたのかも」
だって、シャワーを浴びながらこう考えたの
「もしも、この思考のチェンジでコンディションがよくなるのなら、それを証明したい」って
その通り!ごうごう吹く風が止まって雲から太陽が出てきた!
ってことで
本日はノースショア内のビーチでプライベートビーチを見つけて、そこでビーチピクニック
今日はサンドイッチではなく、フレンチフライとフライドヌードル
水が透明で、カウアイのアニニビーチを連想しました
ノースはカウアイに似ている!
小さなプールがたくさん!!
お風呂みたい!ちっちゃなお魚がたくさん~~~







