空の中でのサンライズ | ma*nani通信Akemingのステキな40代

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年をとるのはこわくない!
ワタクシ、Akemingは只今47歳。東大卒のりょーたと大学生の姫のワーキングママです。
美しく年齢を重ねられるよう日々努力しています。
若さの秘訣。それは気持ちから。
キレイな心を磨いて年齢を重ねるごとにパワーアップ!


俺は携帯電話を閉じた。


覚悟を決めて、行くとするか。


先のことを考えて行動する俺ゆえに、待合のイスでのんびりしていた自分に少しだけ焦りつつ俺はあたりを見た。




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さっきより人が減っているし、チェックインカウンターもほとんどがクローズしている。


この寂しさが何だか俺の運命トリップの幕開けにふさわしいような気がした。


俺は「よっしゃー」と声に出して重い腰を上げると、運命の旅の幕を切るかのように、出国するために荷物検査の入り口に向かった。


電光掲示板のフライトインフォメーションを見ると、今日のフライトはあと5機ほど。


掲示板の下の方は何も表示されていない。




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俺の飛行機はあと40分ほどで搭乗出口を閉める時間だ。


あと10分ほどで搭乗が開始される。


俺は、足早に人のいない空港内を歩いた。


そうして、運命の旅の幕を切ってから数十分後、俺の乗った機体は静かに動き出した。


「私、飛行機が滑走路までゆっくり徐行運転するあの時間は必ず寝てしまっている」と、奈津実が言っていたように急に眠気が襲ってきた。


俺は、機体が走り出すまで目を通していた本を閉じるとまぶたが重くなって眠りに誘われた。


機体がぐんぐんと空に上っていく時、気圧の変化で眠くなるっていう科学的な理由があるらしいが、俺も奈津実と同様、空に上がる時よりもゆりかごの中で揺られているような徐行運転による機体の揺れの方が心地よい。


昨夜、ヒロさんとこのバイトの後、旅のパッキングやら何やら忙しくてほとんど寝ていなかった俺は、完璧な睡眠モードに入ろうとしていた。


揺ら揺らと揺れながら夢に入っていく途中でごーっと音がした。


背中が座席に押し付けられるような感覚。


機体が上がっていくぞ、と思ったのを最後に自分の記憶が完璧に途切れるのを感じた。


窓際の席なので、俺は窓に頭を傾けてすっかり深い眠りに入ってしまった。


食事もとらず、ただひたすら寝ていた。


たぶん5時間近く寝たのだろう。


眠りから覚めると、機内は薄暗かったが少しだけ窓の隙間から空をのぞくと朝だった。




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あと2時間ちょっとでホノルル到着のようだ。


俺は狭いエコノミーの席で少し伸びをすると、搭乗ゲートで買ったミネラルウォーターを取り出し水を飲んだ。


そうして、もう一度、空をそっとのぞいてみた。


朝日だ。




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空から太陽が上るシーンを初めて見た。


夕日と同じ鮮やかなオレンジ色。


雲と空の境は何色にも層を成していてその美しさに俺は「わ・・・」と思わず声をあげてしまった。




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綿菓子のような雲の合間からは海が見える。


かなり上空を飛んでいるというのに濃い紺色の海の中にエメラルドグリーンの珊瑚礁だ。


一瞬、島?って思った。



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ありえない。


こんなところに珊瑚礁?


美しいと思った。


すべてが美しすぎる。


今まで、空が、海が、太陽が、水平線が・・・宇宙が、こんなにきれいだと思ったことがなかった。


俺は、美しいと思える空間で自分の体の存在を確かめてみた。


祈りを捧げているわけではないが、宇宙の美しさを称賛する自分が何だか神聖な行為をしているように思えた。


俺は、こんなことをしている自分に驚きだった。


あの日。


そう、節分の翌日に自分の中の自分を解放してから自分の体や心を客観的に見ることが増えた。


そうすることによって、ますます自分の中の自分の存在がはっきりしてくるようになった。


今も感じる。


俺の体は太平洋の上空にあるんだな。


とても不思議な感覚だった。


だって、太平洋って社会科の地図のあれだぜ?


俺、今その地図のあれの上を飛んでる。


奈津実が空のお父様に近いからフライト中はわくわくするって言っているのが、今はわかる気がする。


俺は、空のお父様ってわかんないけど、自分がいつも下から見ている空の中に自分が存在しているってことが何だかうれしい。


飛行機なんかめったに乗らないから普段は考えたことがなかったけど、こうして飛行機に身を置いて奈津実の台詞を思い出すとなるほどなって思う。


足から体を抜けて頭から何かが発信されるような、不思議な感覚だ。


うまく言えないが、足から始まって頭のてっぺんまで通路ができていて、そこを何かが抜けていくって感じ。


この感覚を理解できると、心が透き通る瞬間を意識できる。


奈津実はこれを毎朝ベッドの中でやっているらしい。


「カイくん、朝の儀式は私の一日の活力なのよ。怠け者と一緒にしないで」って言っていた奈津実。


俺が、起きている気配がしてるのになかなか起きてこないよね、いつまで布団の中でごろごろしてんだよ、ってからかった時にそう返答していたっけ。


俺は、あれこれ考えながらまた目をつぶってうとうととした。



To be continued・・・   Written by 鈴乃@Akeming


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■ 空の中でのサンライズ  後記 ■



飛行機で移動するのが苦手という人が多い中


私はその時間が楽しみなへんな人です


空の中にいるととっても気持ちいいんです


気持ちをピュアにできるからインスピレーションがおりてくるし!


そして、宇宙の美しさを実感できる素敵な時間


空から見る地球は本当に美しい。。。


空をお散歩しているような感覚が好き


フライト中はほとんど寝ません


っていうか、寝られないんですよね。。。


たぶんうれしくて興奮しちゃうんでしょうね!


だいたい、読書かPC開いて何か書いてます




また空のお散歩したいなー


南の島に飛びたいです



でも


願えばかなう!



また大好きな南の島にいけますよう。。。


あの海にまた会えますよう。。。



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