ハワイからのメール★2 | ma*nani通信Akemingのステキな40代

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ハワイからのメール★1 の続きです



こちらからお読みください  →  ハワイからのメール★1



■ 読むのが面倒な方へ(笑)ハワイからのメール★1 あらすじ ■


ミキコの不思議なハワイ渡航。

ハワイ在住のベトナム人フォーチュンテラー(占い師)に「グリーンカードを取って誰かの善意でアメリカに住む」と予言された日、ハワイの聖地ヘイアウで神様が見守る中瞑想をした後で向かったコオリナで素晴らしいサンセットを見る。

そのサンセットを見た帰りの車の中で電話で話したポールの友人アレン。

もしかしたらアレンがその善意でアメリカに住まわせてくれる運命の人かもしれない、とミキコは感じた。

アレンの住む島にいつか行くのだろうな、と行ったことのない島の情景を思い浮かべるミキコだった。




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ハワイから帰国した私を待ち構えていたことは、ため息をつくようなことばかりだった。


鏡に映った日に焼けた小麦色の私の顔は健康的でありながら、不健康そうな雰囲気を醸し出していた。


あの楽しかったハワイでの時間は何だったのだろう。


夢だったのかしら。


でも、夢でもいい。


またあの楽園で楽しい時間を過ごしたい。


私は現実逃避に近い気持ちでハワイでの日々を思い出していた。


現実に起こっている苦難をどこかに置いて、ただただ美しい思い出を自分の中に呼び起こすことばかり繰り返していた。


ベトナム人フォーチュンテラーの言っていたことが本当だとしたら、本来の私はこんなはずではない。


ならば、日本を脱出してハワイに行くにはどうしたらいいんだろう。


そうだ、いつものように、とにかく行ってみよう。


行けば何かが待ち構えているかもしれない。


そんな気持ちに拍車がかかることが起こった。


フォーチュンテラーの言うとおり、地方裁判所からの通達が自宅に届いたのだ。


あの時、彼女は私に言った。


「あなた、今、裁判が一つ来ているでしょ?」と。


「あ、はい」と目をまるくする私。


何でわかるの?


私は仕事上の失敗である会社から訴えられていた。


「ああ、心配しないで。勝つから大丈夫」


と彼女は笑顔だった。


「でもね」


「はい」


「あなたが日本に帰ったらあと2つくるわ」


「2つ・・・って?裁判がまだ2つも起こるってことですか?」


私の顔は曇った。


「そう。あ、でも大丈夫よ。すべてうまくいくから」


とフォーチュンテラーは笑った。


そして繰り返した。


「大丈夫。あなたは大丈夫なの」と。


そして、にっこり笑いながら続けた。


「あなたは見えない何かに守られていてラッキーな人なの。みんなに愛されているのね」


フォーチュンテラーの予言は当たった。


私は裁判所からの通達の封を開けて書面を確認しながら、その書面を持つ手は震えていた。


すべて自己責任なんだ、と思いながらも、自分が被告人ということが信じられず涙があふれた。


私は人がいいと言われるくらい、周りに対していつもやさしい気持ちで接してきた。


人様に迷惑をかけることなんて絶対にできない。


それなので、被告人の欄に自分の名前が記載されていることは自分にとっては許されないことだった。


どうしたらいいの?


その時の私は逃げることしか考えられなかった。


すぐさまポールに教わったアレンの携帯電話の番号をプッシュする私。


「アレン?ポールのお友達のミキコです。おぼえています?」


「ああ、Mikiko!もちろんおぼえているさ。元気?」


「ええ、元気です。・・・あの・・・私、英語を話すのはあまり上手じゃないのだけど、書くことはできるの。


大切なお願いがあるのでぜひメールであなたに伝えたい。


アレンのメールアドレスを教えてくださる?」


「OK」


そうして教わったアドレスに私はすぐメッセージをうった。


>アレン


>先ほどはありがとう


>実は私はトラブルを抱えています


>苦しいです


>ポールに言われました


>"Mikiko、君はサイキックな女性で前世はハワイに住んでいた。君はハワイに住むべきなんだ


>なぜならば、君はハワイの自然の中で学び、その秘めた能力を開花させなくてはいけないから"と


>そして私にこう提案したのです


>"君はアレンのいるところに行くべきだ"って


>私はあなたの住む島に行くと人生がかわるような気がします


>だから行きたい


>もしもこんな私をあなたが受け入れてくださるのなら、将来必ずご恩をお返しします


>お返事お待ちしています


>Mikiko




無我夢中で英文メールをうち、送信ボタンを押すと私の心臓は高鳴っていた。


人生がかわる瞬間かもしれないって思って。


ほどなくして返信が届いた時、そのメールを読む前から私の思いはハワイに向かっていた。


ハワイの闇夜のスターライトシャワーを浴びる自分を思い浮かべながらメールを開けると、わりと長めの英文が目に飛び込んだ。



>Mikiko,


>まずはトラブルをかかえて苦しむ君が気の毒に思うよ


>I'm sorry, Mikiko.


>人生において君が気づいているように・・・


>僕らすべての人間は、よい時があったり、悪い時があったり、Happyな瞬間があったり、悲しい瞬間があったり、


>お金があったり、お金がなかったり・・・


>っていう様々な経験をするよね


>でもね、幸せと人生の成功を導く鍵って


>「君が困難をどう対処できるか」そして、「君がどうやって誤りから学ぶことができるか」ってことだと思うんだ


>これによって君は強くなって、自立して、しっかりと安全を手に入れることができるんだ


>君に起こっているトラブルは君自身のことで他の誰のものでもない


>君がハワイに来ることで君の人生がよき方向に導かれるはずと僕は信じている


>でもそれは君の来る時のタイミングなんだ


>もし今来ても、君はここでは自分自身を見つけ出すことができず苦労することだろう


>僕の今の君へのアドバイスはね、


>今は待つこと


>そして君の人生に修正ができたのであれば、そうしてから来なさい


>そうすればもっとHappyだと思うよ


>この楽園ハワイには、落ち込みから抜け出したり逃げるために目的を持った多くの人がやってくる


>でも君は逃げてはいけない


>なぜなら、それらの問題はいつまでも君を追ってくるものなんだから


>逃げても決して解決にはならないからね


>もしも君がそれらの問題と向き合ったなら、きっと君は強くなって、しっかりとして、そして賢くなれるはずだ


>自分の道を見つけてみなさい


>いい報告を待っているよ


>気軽にメールしてね


>PS

>もし君が君の心とたましいを通じて生きるのであれば、きっと君自身がそうすることでHappyで満足できるだろう


>ALEN



私はアレンの返信が信じられないといった顔で何度も読み返した。


きっと「わかった。すぐにおいで。ここに来たらきっと人生がかわるよ」と受け入れてくれるはずと思っていたので驚きだった。


私は思ったとおりにことが運ばなかったことに落胆しつつ、アレンに返信した。


「おっしゃるとおりですのでトラブルを解決してハッピーになったら伺います」と。


そう綴りながらも、なんだか納得できずにメールを送信した後でため息をついた。


フォーチュンテラーの言った「誰かの善意でハワイに住む」っていうのはまだタイミングではないの?


でも、私は切り替えが早い。


アレンとはまたいつか縁がつながるだろう、とすぐにあきらめて、ハワイに行くことも断念した。


アレンのメッセージに心から納得したわけではないけれど、とにかく、与えられた課題をこなすことに必死になった。




そして・・・


アレンとメッセージのやりとりをしてから1年半後。




アレンの言うとおり、私は以前より、強く賢くしっかりした人間に成長していた。


アレンのメッセージをすっかり忘れ、怒涛の日々を乗り越えるうちにあっという間に月日が流れた。


苦しかった裁判のトラブルは片付きつつあり、それに付随するトラブルの解消も近づいていた。


この間に自分のやるべきことも見つかった。


私は、苦しい思いをしている時こそ、心が研ぎ澄まされる時間が必要なのだということを知った。


楽な時間を過ごしている時は、精神や神経を敏感にすることはできない。


私は困難を乗り越えながら、心をセンシティブにしつつ今自分にとって大切なことは何か、といったことを常に考えながら過ごした。


そんな時にある歌を知った。


恵比寿のハワイアンショップに寄った際、CDの売り場で店員に勧められたアルバムに入っている曲だ。


そのCDは店員に勧められたというだけで、自分が欲していたものではなかったので、一年ほどCDラックに放っておかれたCDだった。


なぜだかどうしても聴きたい気分になって、久しぶりにそのCDは私のCDコンポに入れられた。


買ったばかりの頃、数回聴いた曲だったけれど、はじめて聴いたような新鮮な気持ちになった。


以前、聴いても心に響かなかった曲が、その時はとてもしっくりと自分に馴染んだのだ。


心に感じる何かを探るように、何度も何度も繰り返し同じ歌を聴いた。


すると、ある閃きが!


「アレンに連絡してみよう」


私は、メーラーの受信ボックスからアレンの古いメールを探し出し、メールを書こうと思った。


私は自分の勘にすぐ従う人間なので、思ったらその場で行動に移す。


そうして、アレンのメールを探し出した私は、アレンのメッセージを再読する機会を得た。


私はアレンのメッセージを読み返して涙をこぼした。


会ったこともない私に対して丁寧なメッセージだと思った。


アレンの言っていることは当たり前のことばかりだ。


でも、あの頃、私はその当たり前のことに気づかないくらい心は乱れていた。


今になってアレンの言葉が心に溶け込み、私は自分が通ってきた道のりは間違えていなかったんだと気づいた。


アレンに感謝の気持ちを伝えよう。


そう思って私はPCに向かい、英文でメッセージを綴り始めた。




              ■■■ ハワイからのメール★3 に続く ■■■


To be continued・・・   Written by 鈴乃@Akeming


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