エストロゲン | ma*nani通信Akemingのステキな40代

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年をとるのはこわくない!
ワタクシ、Akemingは只今47歳。東大卒のりょーたと大学生の姫のワーキングママです。
美しく年齢を重ねられるよう日々努力しています。
若さの秘訣。それは気持ちから。
キレイな心を磨いて年齢を重ねるごとにパワーアップ!

ここは、自宅の最寄り駅近くのとあるお店。


フレンチレストランっていうカテゴリーに入るのだろうか?


メニューをほとんど見なかったし、コース料理のメインの肉料理が子羊と聞いて、魚にしたせいか、


フレンチ料理特有の濃厚なソースを味わったわけではないし、


デザートがティラミスだったので何となく正統派フレンチって感じがしなかったのだけど。


テーブルコーディネートは、料理のカテゴライズには関係ないけれど、


でも、やっぱりこの雰囲気はフレンチレストランなのだろう。





ここは、この雰囲気で、カップルシートがあるお店。


正統派フレンチレストランであれば、真っ白なテーブルリネンのこちらと向こう側で


カトラリーを上手に使いながら、絵になるようなお食事シーンのイメージがあるから、


ここはフレンチでも少しカジュアルなフレンチレストランって感じだ。


ここのカップルシートでの食事は、恋人同士にはいいシチュエーションかもしれない。


私たちは、向かい合わせに座る正統派のテーブルを選んだ。


向かい側に座った男性が、私にささやいた。


「ホントはね、君とカップル席に座りたかったんだ。

でも、あっち側、人が多くて騒がしいからこっちで静かに話そう」


カップル席に座りたかっただなんて、彼らしい、と私はくすくすと笑ってしまった。


私をここに誘ってくれた彼は、遊び人のボーイフレンド。


遊び人というと、ちゃらちゃらしていていい加減な人というイメージだが、そういう意味の遊び人ではない。


遊び人とは、仕事も一生懸命、そして遊びも一生懸命でなくてはいけない。


彼はそんな人で、私よりも数歳年上だが、私よりも元気に夜中まで仕事をして、休日は、また元気に遊ぶ。


「僕は、休日楽しく遊ぶために仕事を一生懸命するんだ」


というポリシーがあるらしく、いつも精力的に活動している感じだ。


本日の私たちの待ち合わせは、夜の8時半。


遊び人の今日の最後のアポイントメントは夜の11時という、


精力的に活動していないと体がついていかないようなスケジュールだというのに、


ちょいと空いた時間に私を登場させたというわけ。


遊び人らしく、時間は有効に使っている模様だ。


そして、何でも精力的ということで、女性のエスコートも上手で、サービス精神も旺盛。


カップル席で、甘い言葉をささやきそうなタイプなのに、


今回、カップル席より、私と静かに話すことを選んでくれた。


そんな、時々、紳士なボーイフレンドだ。


チェリーの入ったシャンパンカクテルで乾杯して食事が始まった。


いつもは辛めのキーンと冷えたシャンパンでスタートするのだが、


お店のお勧めカクテルらしく、たまには甘いスタートで。



「この前ね、婦人科の検査をしたの」


たまにの甘めのスタートだというのに、私は、いきなり婦人科の検査の話題を出した。


「でね、おもしろい結果が出たの」


「何の検査?」


「普通に癌検診なんだけど、ついでにホルモンのバランスを調べたの。年齢的にね」


「癌は大丈夫だった?」


「ええ、この数年、検査をさぼっていたから少し心配だったけれど、何とかレベルⅡだったわ」


そこに、オードブルのタコのカルパッチョがサーブされた。


会話が一時中断され、白ワインをグラスでオーダー。


ナイフでカットしづらい生のタコと格闘している間に白ワインのグラスがテーブルに置かれると、


また検査に関する会話が始まった。


「で、ホルモンの検査はどうだったの?」


と、彼。


「それが、おもしろいのよ」


ナイフでカットできなかったタコをそのまま口に入れたので、今度は、口の中でなかなか噛み切れない。


おもしろいのよ、と言った後が続かなかった。


生タコのカルパッチョは、もうオーダーしないわ、と思いながら、ワインで飲みこんで続きを話す。


「女性ホルモンの量が多いらしいの、私」


と言って、笑う。


「女性らしくていいじゃないか」


「それがね、私、実は、ホルモンのバランスを整えるためにお薬を飲んでいるの。

それなのに多いってどうなのかしら」


「女性ホルモンってエストロゲンだろ?」


「そうね」


「薬を飲んでバランスをとっているのに多いんだ」


「そうなの。お医者様によると、そのお薬を飲んでいるとエストロゲンが抑えられるはずらしいの。

何ででしょう?って不思議そうだったわ」


すると、いきなり、彼は「あははは」と笑った。


「ね?おもしろいでしょ」


「どうりで君は魅力的だと思った」


今度は、私が「あはは」と笑った。


どうしたことか、私は、エストロゲンという女性ホルモンが多く出すぎているらしい。


これは、病気ではないが、困ったことだ。


「今日は、君のエストロゲンにやられちゃったよ」


なんて、キスを迫られる可能性がある。


医学的には、女性ホルモンが多いと子供を産みやすい身体と考えられているらしい。


それなので、男性が無意識のうちに女性的な女性を選ぶのは、


種の保存上、自然の摂理にかなっていると言えるとどこかで見た。


さて、食事が一通り終わり、「デザートをお持ちしてもいいですか?」とフロアスタッフが声をかけると、


遊び人の彼は


「あっちの席に移ってもいいかな?」


と、私に有無を言わせず、フロアスタッフに言い出した。


彼の言うあっちの席とは、エントランスからダイニングルームに繋がる途中にあるソファ席だ。



ここは、バーコーナーとダイニングルームに分かれている店で、


そのバーコーナーのソファ席に移りたいと言っているのだ。


あらまあ、女性ホルモンの話題が効いちゃったかしら、と苦笑いをしながらも従順に席を移動。


先ほどの話題に出たこの女性ホルモンが多い人って性格的には


従順で穏やか、情緒的で、合理的思考は不得意らしい。


当たっているかも。


女性ホルモンが多いゆえに、従順な私なのかもしれない。


本当は前にスリットの入ったスカートから出てしまう脚が気になって、ソファ席に移りたくなかったけれど、


彼の希望に従った。


そして、脚が出ないようソファに浅く座った。


フロアスタッフは、ダイニングのお客のサービスに忙しく、こちらのソファ席は人気がない。


人がいなくなったせいか、彼は、私の近くに寄り添い、


「どうしたんだろう。君が隣に座った途端胸がドキドキしてきた」


と、私の脚を見ながら、言い出した。


「まあ、エストロゲンのせいかしら」


私は冗談交じりに笑った。


「そうかもしれない」


「まさか」


と、私は脚が露出しないよう、スカートをひっぱり座りなおした。


「いや、こんなに心臓の鼓動が高鳴っている」


そう言って、私の手を彼の心臓にあてた。


確かに、彼の心臓が大きく動いている。


「学生の頃、教習所に可愛い子がいてね、僕は彼女が好きだったんだ。近くにいるとドキドキした。
教習所の講義の時って、部屋を暗くして映像を見たでしょ?
彼女が隣に座った時に部屋が暗くなると、今みたいに心臓がドキドキしたんだ」


もしかしたら、その女の子も女性ホルモンが多かったもかもよ・・・


デザートもそこそこに、彼のテンションは上がり、私の手を握ってきた。


「キスしたい」


「エストロゲンのせいね。だめよ」


「いや、違う。君が好きなんだと思う。こんなにドキドキしていてどうしよう」


女性ホルモンってすごい威力だわ。


彼は、ただキスをしたい言い訳ではなく、本当に私を目の前に心がときめいている。


そうね、常に恋してる私ですもの。


きっとそれでエストロゲンが多く出ているのかもしれない。


私は、いつも恋をしていたい。


女性らしくいられるように。


さて、お隣の彼はそろそろ外に連れ出して、次のアポイントメント先に向かわせた方がいいかしら。



ティラミスのほろ苦さを味わいながら、キスはお預けかな、どうしようかな、と迷いつつ、


隣で、私の放出するオーラにドキドキしている彼に小さく投げキッスをした。


今日はここまでよ。




THE END   Written by Akeming



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【 エストロゲン 後記 】


今日のショートストーリーは、デジカメに収められた写真をもとに


少し笑いを誘いたくて、こんな感じに仕上がりました!


お話に出てくる男性が実在するのかどうかは、ノーコメント


っていうと、実在しているんでしょ?って感じだけど


確かに似たようなボーイフレンドがいますねぇ(あはは)


サービス精神が旺盛で、遊びも仕事も一生懸命


時々紳士、時々LOVEに熱い男性???




ところで、話に出てくるエストロゲンという女性ホルモン


サプリメント等の宣伝で出てくるホルモン名なので、ご存知の方は多いと思います


たまたま、このホルモンについて調べていたら、


このホルモンを多く分泌している女性って、女性的な人という情報を仕入れ、さらに調べたら、


上述のショートストーリー内の


「医学的には、女性ホルモンが多いと子供を産みやすい身体と考えられているらしい。


それなので、男性が無意識のうちに女性的な女性を選ぶのは、


種の保存上、自然の摂理にかなっていると言えるとどこかで見た。」


「先ほどの話題に出たこの女性ホルモンが多い人って性格的には


従順で穏やか、情緒的で、合理的思考は不得意らしい。」


という情報があり、さらに


常に恋をしている人に多く出るホルモンハート


ともありました



『いつまでもきれいでいるためには、恋をしなきゃ!ハート


っていうのが、ワタシの感性的認識(美学みたいなもの???)だったけど


意外と、自分の認識、理にかなっているんだな~って思いました



以上!





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