実家でお正月を過ごしていて

気づいたこと。



それは、

父は「今」を生きていて、

母は「過去」を生きている

ということ。




実は今回の実家への帰省を

提案してくれたのは妹。



「お母さんが鬱っぽいかも」と。




実際に、

久しぶり会った母は 

少し暗い雰囲気があった。




父と母が不仲なのは

昔からだったけれど、




口数も少なく、

こんなに暗い表情の母を見たのは

はじめてだった。




妹によると、 

いろいろと良くないことが続いたのだとか。




仲の良かったお友達と

ケンカしたまま

仲直りしていない

ということもあったそう。



ふと、


「母はわたしには何も話してくれない」


「いつも妹ばかり」



そんな気持ちが

わたしの心の中にウズウズ

してきた。




昔から、

妹には甘い母だった。




わたしが買ってもらえなかったものも

妹には買ってあげたり、




大切な話を

妹には話すのに、

わたしには教えてくれなかったり。




それがわざとではなくても

わたしは悲しかった。




そんな幼い頃の悲しい記憶が

心の中で騒いでいた。




そして、

そんな母の口ぐせは


「やっぱりわたしはダメだ」

「わたしにはムリ」



そうやって

いつも自分を責めていた。




そんな母を見て、

わたしは母のようにはなりたくない

と思っていた。




そう、

わたしはどこかで

いつも自分自身を責める母のことを

否定していたのだと気がついた。




そして、

母に対してそういうふうに

感じている自分をも

否定していたのかもしれない

と気づいてハッとした。




たとえ

どんな母であろうと、

わたしを産んで 

大切に育ててくれた。




自分自身を責め続け、

過去に囚われて生きている母でも、

世界でたったひとりの 

わたしの大切な母親なのだ。




そんな母を、 

そして

母のようにはなりたくない

と思っているわたし自身のことも

認めてあげよう、と思った。




今回、

10年ぶりに子ども達も一緒に帰省して、



お正月を孫と一緒に過ごすことで

母は少し元気になった。



表情も

はじめに見た時よりも

少し明るくなったよう感じた。



孫の力はすごいなぁ

と思った。




母にも

今を生きてほしい。




これからは、 

わたしが父や母に

恩返しする番だなぁと思った。