昨日は、小3長男のサッカー教室だった。


長男は、小1の夏からサッカーを始めた。

サッカーが大好き!というわけではなかった

けれど、

お友達が入っていた、

地域のサッカーチームに誘われたことがきっかけだった。


正直な所、チームの練習だけでは

なかなか上達しているようには見えなかった。


大会に出ても、

なかなか勝てない、

そんなチームだった。


小3になってから、

今のサッカー教室に入った。


単発の講習に参加し、

コーチの指導もわかりやすく、

本人が気に入ったことと、

家から通いやすいということで選んだ。


実際に入会してみると、

とても上手な子が多くて、

見ていて複雑な心境になった。


しかし、

本人は楽しそうにやっているので、

それでいいのかな、と思っていた。


ある時、夫が、

「あまり上達しているように感じないけど、

やっている意味あるのかな?」

と言った。


ドキッ、とした。


なぜなら、

私も心の中では、

同じことを思っていたから。


長男が、

上手な子に紛れていて、

なかなかボールも思うように触れない。


後から入った子が

どんどん上手になっているように

感じる。


サッカー教室に行く度に、

私の心の中は

ザワザワする。


このザワザワの正体。

私の中にあったことに気がついた。


私は子供の頃、

バスケをしていた。

誰よりも真面目に練習しているのに、

なかなか上達していると感じられなかった。

試合でも、あまりボールを触れない。

周りの子はどんどん上手になっているのに、

自分だけが取り残されていくような、

虚しい気持ちがあったのだ。


でも、そんな気持ちは感じたくないので、

見ないふりをしてきていた。


今思えば、

子供の頃の私は、

私なりに精一杯がんばっていた。


上達していないように感じていたけれど、

少し前の自分と比べていたら、

きっと少しずつレベルアップしていたはず。

周りと比べる必要なんてなかった。


今の長男も同じ。


周りが上手な子ばかりで、

上達しているように見えなくても、

長男は、長男なりに精一杯頑張っているのだ。


1ヶ月前と比べたら、

できることも増えているはず。


周りと比べなくていい。

長男なりの成長を見守ってあげたい。

そんな風に思った。


サッカーをやるかやらないかを

決めるのは長男なのだ。


親があれこれ口出しするのは、

違うのかもしれない。


そんな事を感じた日だった。