私たちが日頃頂いている野菜や穀物は、秘められたパワーで一杯です。
私たちの食生活は、肉やお魚、砂糖やアルコールをどちらかというととり過ぎる傾向にあると思われます。
これらの食べ物、飲み物は美味しいと感じるのですが、とり過ぎると血液は酸性サイドに傾こうとします。
血液が弱アルカリサイドが良いそうで、酸性サイドに傾こうとする血液を、体内のカルシウムを動員して中和させる様に体は働きます。
そのため骨や爪が弱くなる、イライラとしやすくなると言われています。
血液が酸性サイドに傾こうとする弊害はこれらばかりではないようです。
心身共に健康な毎日を送るには、全粒穀物、野菜沢山の食生活が不可決のように思われます。
この食生活に徹することが出来れば、生活習慣病とは無縁となり、ガンさへも退散します。
お金もかけずにアンチ・エイジング(若返り)でき、美容効果も抜群なんです。
『野菜の秘めたるパワー再発見』というテーマで、野菜や穀物は、秘められたパワーを自然療法の大家東城百合子先生の書籍よりご紹介します。
最近は植物工場なんかもてはやされているようですが、やはり野菜、穀物は露地栽培で無農薬・有機栽培のものが良いです。
温室栽培のものもありますが、結局は温室育ち。
パワー、美味しさの面からいうと、露地栽培で無農薬・有機栽培のものが一番です。
お百姓さん、頑張って!!
今回は、大根についてです。
おでんの美味しい季節となりました。
あでんの大根の美味しいこと!
私は、肉や魚を食べたときは必ず、大根おろしを多目にとるようにしています。
大根おろしが消化を助けてくれるので次の日お腹が楽なんです。
■大根 … 万病に効く千両役者
下手な役者さんのことを「大根役者」と言いますが、何故だかご存知ですか?
大根はジアスターゼという消化酵素を含んでいるので、いくら食べてもあたりません。
それで、あたらない、ヒットしない役者さんのことを大根役者というのだそうです。
でも、健康生活の上では大根は正に千両役者です。
一年中親しめて、生でよし、煮てよし、乾燥してよしと、利用範囲の広い、真に重宝な野菜です。
元々大地の子である
・大根、ニンジン、レンコン、ゴボウ
などの根菜類は、土からの栄養を直接貰うので、バクテリアや酵素などが多く、ミネラルも多く含まれています。
そのため、細胞を生き生きと活気づかせるのです。
大根は、皮の部分に酵素もビタミンCも多く含まれているので、皮ごと調理しましょう。
大根おろしも皮つきのまま、陶器製のおろし器を使うと、化学反応も起こらず、辛味も残りにくいものです。
また、ゆっくりおろすと甘味が多く、気短にガリガリおろすと辛くなることも、生活の知恵で覚えておきましょう。
からみ餅やおろし和えは美味しいものですが、ジアスターゼ、グリコシターゼその他の酵素が消化を助けるので、大変合理的な食品です。
胃の弱っている人にも大根おろしは欠かせません。
また、大根には消炎作用があるので、のぼせ症にも効き、新陳代謝を助け、下半身の血行をよくする働きもあります。
切干し大根にして食べると便通を整え、利尿効果もあります。
腸内の異常発酵を防ぎ、血液をきれいにして細胞の老化を防ぎます。
大根の皮には、
・カルシウム、ビタミンP
なども多く含まれ、細胞を強め、血管を強化しますので、細い千切りのキンピラなどにして食べましょう。
・高血圧、糖尿病、脳出血
の予防にもなりますし、
・咳、喉の痛み、痰のきれが悪い
ときにも大根おろしが効きます。
舌、口の痛みは、おろし汁で度々うがいをします。
頭の痛いときも、布にのばして頭に貼っておくと治ってしまいます。
赤ちゃんの鼻づまりはかわいそうなものですが、スポイトで大根おろしを鼻に入れてあげると、すっきり通るものです。
熱のあるとき、大根おろしに生姜おろしを少々加え、醤油又は塩を加えて、熱い番茶を注ぎ、おわん一杯飲むと熱が下がります。
また、魚や肉の中毒の毒消しにもよいのです。
大根1本で多過ぎるときは、大きく四つ割り又は短冊、千切り等にして太陽に干し、切干し大根にすると煮物によく、弱い病人は体を温め血行を促すので特に大切ですから、上手に加工して頂きましょう。
●大根の葉はミネラル、ビタミンの宝庫
根と同じように、葉にも豊富な
・ビタミン、鉄、カルシウム
があり、ミネラルの宝庫です。
病弱な人は是非食べて欲しいものです。
さっと熱湯を通してみじん切りにして、油で炒め、油揚げのみじん切りか、こうなごなどを混ぜて、醤油で味付けします。
これに摺りゴマを混ぜて、温かい玄米ご飯にかけて食べると実に美味しく、おかずも要りません。
体調を整えるには抜群で、便通もよくなり、細胞に活力をつけ、健康になります。
塩もみにしてご飯にかけても美味しく、ぬか味噌に漬けても、歯切れよく美味しく頂けます。
私自身、玄米とこの大根葉で丈夫になったようなもので、今でも大好物です。
また、干し葉にすると腰湯の貴重な材料となり、よく暖まります。
新陳代謝を助け、毒素を流し、体が軽くなるので、色々な慢性病で悩んでいる沢山の方が、この大根干し葉の腰湯で助けらてきました。
大根干し葉がないときは、ヨモギやビワの葉、柿の葉でもよく、落葉やワラでもいいのです。
古くなった薬草などもそのまま捨てないで、腰湯やお風呂に使うとよく暖まり、次の日はお小水がよく出て体が軽いのに驚きます。
そうして、最後には肥料にして土へ帰します。
今回は、ニンジンについてです。
私はうさぎ年だからではありませんが、ニンジン大好きです。
スーパーなどで今ではニンジンにして大根にしても、あの青々とした葉っぱが切られていて根っこの部分だけ売られていることが非常に多いようです。
もったいないですね…。
小さいころ、母はニンジンの葉で炒め物をよく作ってくれました。
独特の風味があって美味しかったものです。
■ニンジン … 万病によいスタミナ野菜
野菜の王様です。
きれいな橙色はカロチンという色素で、ビタミンAと同じ働きをします。
これがニンジンには多量に含まれています。
また、根だけでなく、ニンジンの葉も
・カルシウム、ビタミンB1、A
が多く、日本人に不足がちなりじん、ステニオンモ多く含まれています。
ですから、硬い葉も捨てないで上手に利用しましょう。
うすい衣をつけて天ぷらまたは佃煮にするとよく、若葉は炒め物、和え物で風味を大切にしましょう。
ニンジンは粘膜の抵抗力を強め、
・目の疲れ、喘息、胃腸病の予防、保湿作用
もあるので血液循環を助け、
・冷え性、しもやけ
を治します。
また、副腎脂質ホルモンの分泌を盛んにするため、
・ストレス、自律神経失調症、肌荒れ、脱毛予防、髪の艶をよくする
などの効果があります。
病弱者は、つとめて食べるようにしましょう。
●薬効
1.貧血、冷え性、低血圧、心臓病
血液を浄化するし、酵素を多く送るので万病によいスタミナ食です。
ビタミンAの働きで造血が促進され、血液の循環を助けます。
また、ビタミンEも多いので体を温め、細胞に活力をつけます。
冷え性、しもやけ当にも効果があります。
毎日ニンジン50gほど細い千切りにして梅酢1、植物油2、ハチミツ適宜を混ぜてドロリとさせたドレッシングをかけたサラダを食べるのは大変によい効果を生みます。
気長に続けると丈夫になります。
2.虚弱体質、スタミナ強化
細胞に抵抗力がつき、体もしまります。
弱くて風邪を引きやすい人は、生でも煮てもよいから、つとめて食べることです。
3.夜盲症、目の疲れ
常食しているとビタミンAが補給され、治ってきます。
肌のためにもよく、きめ細かくします。
また、副腎皮質ホルモンの分泌を盛んにして、
・疲労回復、美肌、腎臓
にも助けとなり、健康増進に卓効があります。
【出典】薬草の自然療法 難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著
私たちの食生活は、肉やお魚、砂糖やアルコールをどちらかというととり過ぎる傾向にあると思われます。
これらの食べ物、飲み物は美味しいと感じるのですが、とり過ぎると血液は酸性サイドに傾こうとします。
血液が弱アルカリサイドが良いそうで、酸性サイドに傾こうとする血液を、体内のカルシウムを動員して中和させる様に体は働きます。
そのため骨や爪が弱くなる、イライラとしやすくなると言われています。
血液が酸性サイドに傾こうとする弊害はこれらばかりではないようです。
心身共に健康な毎日を送るには、全粒穀物、野菜沢山の食生活が不可決のように思われます。
この食生活に徹することが出来れば、生活習慣病とは無縁となり、ガンさへも退散します。
お金もかけずにアンチ・エイジング(若返り)でき、美容効果も抜群なんです。
『野菜の秘めたるパワー再発見』というテーマで、野菜や穀物は、秘められたパワーを自然療法の大家東城百合子先生の書籍よりご紹介します。
最近は植物工場なんかもてはやされているようですが、やはり野菜、穀物は露地栽培で無農薬・有機栽培のものが良いです。
温室栽培のものもありますが、結局は温室育ち。
パワー、美味しさの面からいうと、露地栽培で無農薬・有機栽培のものが一番です。
お百姓さん、頑張って!!
今回は、大根についてです。
おでんの美味しい季節となりました。
あでんの大根の美味しいこと!
私は、肉や魚を食べたときは必ず、大根おろしを多目にとるようにしています。
大根おろしが消化を助けてくれるので次の日お腹が楽なんです。
■大根 … 万病に効く千両役者
下手な役者さんのことを「大根役者」と言いますが、何故だかご存知ですか?
大根はジアスターゼという消化酵素を含んでいるので、いくら食べてもあたりません。
それで、あたらない、ヒットしない役者さんのことを大根役者というのだそうです。
でも、健康生活の上では大根は正に千両役者です。
一年中親しめて、生でよし、煮てよし、乾燥してよしと、利用範囲の広い、真に重宝な野菜です。
元々大地の子である
・大根、ニンジン、レンコン、ゴボウ
などの根菜類は、土からの栄養を直接貰うので、バクテリアや酵素などが多く、ミネラルも多く含まれています。
そのため、細胞を生き生きと活気づかせるのです。
大根は、皮の部分に酵素もビタミンCも多く含まれているので、皮ごと調理しましょう。
大根おろしも皮つきのまま、陶器製のおろし器を使うと、化学反応も起こらず、辛味も残りにくいものです。
また、ゆっくりおろすと甘味が多く、気短にガリガリおろすと辛くなることも、生活の知恵で覚えておきましょう。
からみ餅やおろし和えは美味しいものですが、ジアスターゼ、グリコシターゼその他の酵素が消化を助けるので、大変合理的な食品です。
胃の弱っている人にも大根おろしは欠かせません。
また、大根には消炎作用があるので、のぼせ症にも効き、新陳代謝を助け、下半身の血行をよくする働きもあります。
切干し大根にして食べると便通を整え、利尿効果もあります。
腸内の異常発酵を防ぎ、血液をきれいにして細胞の老化を防ぎます。
大根の皮には、
・カルシウム、ビタミンP
なども多く含まれ、細胞を強め、血管を強化しますので、細い千切りのキンピラなどにして食べましょう。
・高血圧、糖尿病、脳出血
の予防にもなりますし、
・咳、喉の痛み、痰のきれが悪い
ときにも大根おろしが効きます。
舌、口の痛みは、おろし汁で度々うがいをします。
頭の痛いときも、布にのばして頭に貼っておくと治ってしまいます。
赤ちゃんの鼻づまりはかわいそうなものですが、スポイトで大根おろしを鼻に入れてあげると、すっきり通るものです。
熱のあるとき、大根おろしに生姜おろしを少々加え、醤油又は塩を加えて、熱い番茶を注ぎ、おわん一杯飲むと熱が下がります。
また、魚や肉の中毒の毒消しにもよいのです。
大根1本で多過ぎるときは、大きく四つ割り又は短冊、千切り等にして太陽に干し、切干し大根にすると煮物によく、弱い病人は体を温め血行を促すので特に大切ですから、上手に加工して頂きましょう。
●大根の葉はミネラル、ビタミンの宝庫
根と同じように、葉にも豊富な
・ビタミン、鉄、カルシウム
があり、ミネラルの宝庫です。
病弱な人は是非食べて欲しいものです。
さっと熱湯を通してみじん切りにして、油で炒め、油揚げのみじん切りか、こうなごなどを混ぜて、醤油で味付けします。
これに摺りゴマを混ぜて、温かい玄米ご飯にかけて食べると実に美味しく、おかずも要りません。
体調を整えるには抜群で、便通もよくなり、細胞に活力をつけ、健康になります。
塩もみにしてご飯にかけても美味しく、ぬか味噌に漬けても、歯切れよく美味しく頂けます。
私自身、玄米とこの大根葉で丈夫になったようなもので、今でも大好物です。
また、干し葉にすると腰湯の貴重な材料となり、よく暖まります。
新陳代謝を助け、毒素を流し、体が軽くなるので、色々な慢性病で悩んでいる沢山の方が、この大根干し葉の腰湯で助けらてきました。
大根干し葉がないときは、ヨモギやビワの葉、柿の葉でもよく、落葉やワラでもいいのです。
古くなった薬草などもそのまま捨てないで、腰湯やお風呂に使うとよく暖まり、次の日はお小水がよく出て体が軽いのに驚きます。
そうして、最後には肥料にして土へ帰します。
今回は、ニンジンについてです。
私はうさぎ年だからではありませんが、ニンジン大好きです。
スーパーなどで今ではニンジンにして大根にしても、あの青々とした葉っぱが切られていて根っこの部分だけ売られていることが非常に多いようです。
もったいないですね…。
小さいころ、母はニンジンの葉で炒め物をよく作ってくれました。
独特の風味があって美味しかったものです。
■ニンジン … 万病によいスタミナ野菜
野菜の王様です。
きれいな橙色はカロチンという色素で、ビタミンAと同じ働きをします。
これがニンジンには多量に含まれています。
また、根だけでなく、ニンジンの葉も
・カルシウム、ビタミンB1、A
が多く、日本人に不足がちなりじん、ステニオンモ多く含まれています。
ですから、硬い葉も捨てないで上手に利用しましょう。
うすい衣をつけて天ぷらまたは佃煮にするとよく、若葉は炒め物、和え物で風味を大切にしましょう。
ニンジンは粘膜の抵抗力を強め、
・目の疲れ、喘息、胃腸病の予防、保湿作用
もあるので血液循環を助け、
・冷え性、しもやけ
を治します。
また、副腎脂質ホルモンの分泌を盛んにするため、
・ストレス、自律神経失調症、肌荒れ、脱毛予防、髪の艶をよくする
などの効果があります。
病弱者は、つとめて食べるようにしましょう。
●薬効
1.貧血、冷え性、低血圧、心臓病
血液を浄化するし、酵素を多く送るので万病によいスタミナ食です。
ビタミンAの働きで造血が促進され、血液の循環を助けます。
また、ビタミンEも多いので体を温め、細胞に活力をつけます。
冷え性、しもやけ当にも効果があります。
毎日ニンジン50gほど細い千切りにして梅酢1、植物油2、ハチミツ適宜を混ぜてドロリとさせたドレッシングをかけたサラダを食べるのは大変によい効果を生みます。
気長に続けると丈夫になります。
2.虚弱体質、スタミナ強化
細胞に抵抗力がつき、体もしまります。
弱くて風邪を引きやすい人は、生でも煮てもよいから、つとめて食べることです。
3.夜盲症、目の疲れ
常食しているとビタミンAが補給され、治ってきます。
肌のためにもよく、きめ細かくします。
また、副腎皮質ホルモンの分泌を盛んにして、
・疲労回復、美肌、腎臓
にも助けとなり、健康増進に卓効があります。
【出典】薬草の自然療法 難病も自然療法と食養生で治そう 東城 百合子著