家族性高コレステロール血症である私(娘)が
父に対して想うことを書いてみました
私は昔からパパっ子で父のことが大好きです
幼少期は父の後ろをちょこちょこついていった記憶があります
ただ、普通の一般家庭の父と少し違いました
物心ついた頃、母親から
「お父さんは心臓が悪いから無理させてはいけないよ?」と教え込まれました
胸にある痛々しい手術痕が全てを物語っていました
無理させてはいけない
しんどそうにしていたらすぐに助ける
そう教え込まれました
数年後、自分もFHと診断された時
父が私に謝罪しました
「あけみ…お父さんのせいで…ごめんな…」
多分、父は娘もいつか自分と同じ道を辿るかもしれない不安感で謝罪したのだと思います
私:「お父さんがなんで謝るの?ほら!この通り身体は元気やで!大丈夫!」
と言いました
私は父が謝る理由がわかりませんでした
落ち込む父の顔を見たくないので必死に笑顔で大丈夫と言った記憶があります
父が娘に悪いことをしましたか?
この疾患になると誰かが悪いのですか?
違うでしょう?
私はそう思います
父は心筋梗塞になりそうな身体の状態で働いている時に母と出逢い、
数年後に私がこの世に生まれました
愛情いっぱいに育ててくれた両親を
今も必死に生きてる父を憎む理由がありますか?
私は父を憎んだことはありません
むしろ感謝してます
この疾患にならなければ出会うことがなかった人達が沢山います
病気にならなければ気づけなかった気持ちも沢山あります
父がいなければこのブログすら存在しませんでした
全てのキッカケは父です
父が全国のFH患者様を救っています
本人には恥ずかしすぎて中々言えませんが
私の自慢の父親なんだから
心臓のことで何かある度に
謝らないでほしい…
私はその度に心が凄く泣いてしまう
お父さんの背中から言いたいことは全て伝わっているから…
だから…
これからも笑顔でお父さんらしく
生きて欲しい
それが娘から父への想いです