前回のお話は sondoku27様が UPされています
チュクパンは 早朝から 大きな袋を抱えて ソルチとコドを探していた。
昨夜一晩かけて考えた結果
「どう考えてもムリ! 陛下と荷物を乗せたソリを引くなら トナカイには 体力とチカラが必要だ。 俺は頭脳派なんだよ。 チカラと体力と言えば コドだ。 だが トナカイは せめて2頭いないと カッコ悪いし… うん! ソルチ殿の出番だな。 トナカイと言うよりは クマに近いけど まっ いっかぁ」
チュクパンよ
仮にも神国の陛下からの頼み事を 自分の一存で 他の者に振ってもいいのだろうか? やっぱり どこかヌケてるチュクパンであった。
そして クリスマスイブの今日 徐羅伐は 異様な熱気に包まれていた。
宮殿へと続く道の両側の店や家では 朝から男たちが 仕事もしないで あちらこちらに 提灯を吊るしている。 夜、それらのすべてに火が灯れば 見事なクリスマスイルミネーションとなるだろう。
女たちは 料理の得意な者は 夜に向けて ご馳走をつくり、裁縫の得意な者は サンタ、トナカイ、天使、雪だるまなどの 仮装用衣装の制作に忙しい。
(だが 中には メイド服や猫耳など クリスマスに関係ない物を作っている者もいたが 楽しそうだから 見なかった事にしておこう)
子供たちだけは いつもと変わらず 遊んでいるが 感心なことに 大きい子が小さい子の食事の世話までしている。
男も女も、大人も子どもも… と、いう事は もちろん 町中が 全店臨時休業だ。
そんな事とは 夢にも思わない マヤ太后とマンミョン夫人、ミシルが ウキウキしながら 護衛という名の荷物持ちを ゾロゾロ引き連れてやって来るというのに…
sondoku27様の『ソラボルに雪は降るの? ⑨』に続きます