このページに初めて眼を留めて頂いた方へ

有り難うございます。
今は、回顧録を綴っていますので
2014年ブログ再開以降を先に読んで頂けると助かります。

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 近所の病院で乳癌宣告を受けて、自宅に帰り、とにかく、乳癌について、ネットで少し調べ始めた。やはり、切除とか抗がん剤とかの言葉が目に付く。癌の状態により全摘出とか温存手術とかあるけど、まだ自分の状態が解らない。でも、なんとなく病院で『右にならえ』のように治療をおこなうことには賛成出来ず、また、自分の身体にメスを入れること、特に乳房にメスを入れてしまって乳房がなくなるとか形が変形するとか、そんなことが自分の身体に行われることが嫌だった。癌といえば、抗がん剤。脱毛とか、ってことも考える。嫌だ!でも、仕方ないのか、でも嫌だ!仕方ないのか、と頭のなかで堂々巡り。そういえば病院で行なう治療以外に、鍼灸とかも聞いたことがあったので、念の為に検索してみたところ、ヒットしてきた。その中に、びわ灸で癌を治療しているところが目に止まった。自宅からそんなに遠くないところだったし、病院で大きな手術しなければならないほどの病気をまさか“びわ灸”などで治るのか?でも、それで治れば、こんなに良いことはないと安直に考え、ま、元々鍼灸は好きだし、ちょっと気晴らしにでもいいから一度行ってみることにした。

 

 数日後、初めてのびわ灸治療。そういえば、ちょっと前に実家に戻ったときに父親がびわ灸に通っていたことを思い出す。意外と身近に感じた

 父が通っていたのは実家の近所の小さなアパートの一室。治療は1時間とか決まっているけれど、日によっては適当に延長してくれて料金は同じという良心的だったが、東京の治療院はさすがにそんな融通は効かず、ほぼ時間通りに45分で治療終了・・・。

 びわ灸を続けることで痛みも軽減するし癌が小さくなったり、消滅することもあるということを初めて知った。『へぇ~マジか?』なんて半信半疑。でも本当にそんなことがあればいいなぁって思った。

 癌というと、とても酷い病気で治らないものだと思い込んでいるが、癌は自分が作ったものであり、癌が出来る場所によってその人が抱えている苦労とか感情とかも解ることがあるらしく、細胞が癌化した要因は最低でも10年ほど前に起こっていて、昨日今日という短い間に起こったことではないらしい。なんとなく思い当たるような気がする。そういうことから開放されると病気も早く良くなるらしい。そう思うと、気が楽になってきた

 その先生は単に鍼灸の施術だけではなく、患者さん一人一人の症状が良くなりますようにと思いをこめて治療され、精神的なお話をよくされる。そのような本も沢山あった。さっそく一冊借りて帰ってすぐに読んだ。詳しい内容は覚えていないが、先生曰く『物事は、その人の思いが作り上げている。その思いは、地球規模であり、それは宇宙規模となる。自分の意に添うことが自分を作り上げ、周りに影響を起こす。そのため、良い思いや感情を持つことが病気を治すのに必要なこと』…そんなお話が自分にはとてもしっくりと来た。更に以前から自分はそのことを解っていたのに俗的な時間を過ごしてしまい、ただ忘れていただけだったのかもしれないという納得感があった。
 乳癌のしこりが気になって気休めにびわ灸に行ったつもりだったが、それを通じて自分を振り返ることになり、癌になったことも必然であったと思えるようになった。そうすると癌を身近に感じ、自分がどんどん楽になっていった(≡^∇^≡)


 とは言え、癌の状態や程度を知るための検査結果が出ていなかったので、その結果を知ることが大事であると思い、まずは結果を知ってから今後どのように進むべきか決めることにした。