自宅の前の小さな通りを挟んだ向かい側に

半坪ほどの小さな修理屋さんがいた

靴や傘などの修理をやっているお店


そこのおじさんは

いや

おじいさんというほうが合っているかもしれないが

背が180CMほどでひょろ長く

めがねを掛けて前歯が少し抜けている

そして背中がちょっと曲がっていた

笑顔が可愛い人だった



普段

靴や傘の修理は

そんなにしょっちゅう頼むことはないのだけど

おじさんを見かけると今日も元気そうだと一人でホッとしていた私


あるとき

3日ほど前に頼んだ修理が出来ていると思って行ったら

おじさんたら覚えていなくて

ということは

まだ修理が終わっていなくて・・・

おじさんたら恐縮して

結局超割引してくれたりしたこともあった・・・

もともとの金額も安いし仕上がりも悪くないし

こういう修理屋さんって有り難いなって思ってた


毎日

おじさん一人で黙々と修理をしていて

半坪ほどの作業場は頼まれた靴や傘たちでいっぱいだった

腰を落ち着かせることの出来る余裕のスペースもないほどだった

トイレとか食事のときに

入り口に「すぐ戻ります」って紙を貼って出掛けていた

なんかたそがれているんだけど(ゴメンなさい)

優しい雰囲気が好きだった



それが

突然閉店の張り紙がしてありシャッターが閉まっていたのだ 


( ̄□ ̄;)


もしかしたら

病気になったのかもしれないなって心配になってしまった 


( ´(ェ)`)


でも

修理屋が閉まってしまった以上はおじさんのう行方はもう解らない




なんだかちょっとショックだった (>_<)