アクセス解析をしたら、検索ワードで最多だったのが「MDR-CD900ST、ハイレゾ」。
MDR-CD900STでハイレゾを聴けるのか、ということなんでしょう。
先月と今月共に、最もアクセスが多かったページもMDR-CD900STについての記事だったので、結構人気があるみたいですね、CD900ST。
皆さんの疑問に少しでもお応えできればと思い、今回記事にまとめることにしました。
参考にして頂けると幸いです。
MDR-CD900STとは
SONYが開発したモニター用ヘッドホンのことで、発売から20年以上たった今でも、レコーディングスタジオの定番として使用されています。
なんでも日本のレコーディングスタジオの90%以上に置いてあるんだとか。
有名所ではレリゴーの時に松たか子さんが使っています↓
元々プロ用の製品ですが、解像度の高さゆえ、一般ユーザーからもかなり人気です。
特に、DTMをやる人なんかに人気があるようです。
一応、カタログスペックをさらっと。
形式:密閉ダイナミック型
ドライバーユニット:∅40mm
最大入力:1,000mW
インピーダンス:63Ω
音圧感度:106dB/mW
再生周波数帯:5~30,000Hz
インピーダンスが高めなので、ポータブル機器直挿しはあまりお勧めできません。
・・・っても視聴した時はウォークマン直挿しでしたが。
カタログスペック上、再生周波数帯が40,000Hzに届いていないので、ハイレゾ対応とはSONYは公称していません。
ちなみに、JVC独自基準ならこのヘッドホンはハイレゾ対応です。。。
どういう事か。
SONYは日本オーディオ協会が策定した、40kHz以上の音の再生が可能であればハイレゾ対応ヘッドホン、という基準を使用しています。
一方、JVCは日本オーディオ協会の基準を使用せず、独自に30kHz以上の音の再生が可能であればハイレゾ対応、としています。
現状、業界内で規準が統一されていません、困ったことに。
元々ヘッドホンなんて超アナログな機械、そしてその出音を受け止める側の人間の耳は千差万別。
明確な基準を設けるのはかなり難しいようです。
これは何度も言ってきていることですが、ヘッドホンに関してはハイレゾ対応、非対応はあまり参考になりませんからね。
音の傾向
以前にもCD900STの試聴レビュー的なものを記事にしているんですが、今回改めてウォークマンA10で聴き直してきました。
ざっくり言うと、ごくフラットですが、やや高音より。
一般的に耳に刺さる音、と言われますが、確かにサ行が刺さります。
聞き疲れしやすいと言われる所以ですね。
何となくですが、BAイヤホンに似た感じの高音です。
慣れれば気にならなくなるかも。
あとは、解像度が高いです。
音場の広さはさほどでもないんですが、分離感は物凄いです。
モニター用の超定番、と言われるだけのことはあります。
ただ、音場が狭いので、頭の中でミチッと音が鳴る感じです。
リケーブルすると解消できますが、これが結構気になる人もいるみたいです。
あと、インピーダンスが結構高いので、直挿しで聴くと、低音が苦しげです。
その辺は適当なアンプ噛ませてやれば良いかと。
結局のところ。
ハイレゾは十分聴けます。
元からの分解能の高さからしても、ハイレゾ向き。
SONYの同価格帯のハイレゾ対応ヘッドホンよりよっぽど解像度は高いし。
ハイレゾならではの女性ボーカルの抜けの良さ、キラキラ感が十分楽しめます。
キラキラしすぎてて(良い意味で)聞き疲れするレベルです。
ポータブル機器直挿しだと低音が苦しげなので、アンプを噛ませてやったほうが良いとは思います。
人によっては聞き疲れする、と感じる人もいると思うので、購入前に一度試聴しておいたほうが幸せな気もします。
最近では大きめの家電量販店ならどこにでもおいてありますし、楽器屋さんなんかにも置いてあります。
いじょ。
次回の記事の内容は未定です・・・
次の更新まで間が空くかもですが、気長にお待ち下さい!
ではまた!(^_^)/~