実は、このわが家の革命は、
9月1日の私の仕事から始まった事だ。

私は3年前の9月に、
10年以上続けてきたヘルパーの事業所を辞め、

家事・掃除・お手伝いを自費で行う個人事業を立ち上げて、1人がむしゃらに働いてきた。

その中で、2年近く心血注いで寄り添ってきた🐤さんの仕事中に、私の心が壊れる音を聞いたのだ。

「もう、こんな事をやり方を続けて               
       いてはいけない…‼」
   
   心が、そう叫んだ。

表面上は普通に仕事を終えて帰ったものの、私の脳は確実に自爆装置を
          
  スイッチON   🔴 していた。

再生のための破壊
膿を出すための切開
菌を出すための下痢 (笑)

とにかく、もう一旦破壊するしかないところまで、家も外も腐りきっていた。


案の定、次の日🐤さんの仕事中ケンカになり、そこから仕事を拒否。

取り憑かれたように、
  「断捨離まつり」が始まった。


文字通り、寝食を削り
片付けに没頭する事 わずか4日後。

夕食後に2Fの夫の部屋を片付けていた時、
わが家にマグニチュード8クラスの激震が襲った。



無造作に箱に折り込まれた、クレジットカードの請求書。



・・・これがかなりヤバい物だと
   本能的に察知した私は、
   すぐさま明細を、凝視した。


(この時、しばらく呼吸して     
       なかったと思う)


「まさか。いや、ありえない…。
     いや、でも…。
  あぁ、でも、それしかないやん?!
         この紙・・・」


なんと、彼はリボ払いで、
ひたすら支払い能力を越えた買い物を、し続けていたのだ。

    買い物依存症

それも、前科がある。

子供がまだ小さかった時に、1度発覚。
それで終わった筈だった。


しかし、彼の買い物依存症は
周囲の予想をはるかに越えていた。


ありふれた日常の裏で、
巨大な化け物のように膨れ上がってしまっていた。  

とにかく、声をかけ、ゴミの山の中央に明細を開いて2人で座り込む。

「これ…、何?リボって、どういう事?!」

それはもう2年も前の日付だった。
得体の知れない悪寒がはしる。 
  一体、いつから…?
  今、いくらに…?
 
正直言って、お金は、どうにかなると思った。
実際 何千万・何百万ではなかった。

そんな事よりも
こんな、
自分の1番内側の
自分の身体の骨、肉、皮の、
その次くらい場所に普段から居る人が、

私の事を平然とだまし続けて、一緒に暮らしていたのだ

という事実が、

鈍器で殺人犯に殴られたぐらいの
衝撃となり
全身をかけめぐっていた。

怒りでも、悲しみでもない
「なぜ…⁉」
という、心の叫び。


彼と結婚して、一人娘をすぐに授かり、親子3人で作り上げてきた
この家庭は

特別すごい事もない代わりに、

ささやかな日々の笑いや安らぎに包まれた
ごく平凡で幸せな家庭だと思っていた。

   
それを、買い物ごときで
潰された?!
何の不満があって…?
何の恨みがあって…?


実家が自営業で、
私が24才の頃に
  資金繰りでサラ金にお金を借り、

夜逃げの憂き目にあっていた私は、

は…。何だこれは。
もはや、不幸の連鎖とは
銭形のとっつぁんくらい
逃れようのない、魔の手なのか????

と 目の前が真っ暗になった。

例えようのない、失望感。

それから、彼の実家のご両親も巻き込んで、その後の処理が始まった。
    
 
もちろん、離婚か否かも含めて。


一旦、彼は実家に戻った。
私と娘は2人で、安堵のうちに暮らした。


仕事も、家庭も
私は、瞬時に信念を失っていた。
 

ポジティブを燃料にして、
世の中も、人も、良いとこばかりを
見るようにして生きてきた。

まっすぐ、キレイに、人を助けて
 自分も助けられて
 清く・正しく・心美しく
 とにかく
 まっすぐに生きようとしてきた。
そうしたら、人生が良くなると思った。
良くなっている実感もあった。


それが、このざまだ。


仕事では、要求に応え過ぎて身動きがとれなくなり、
家庭では、信じ過ぎて裏切られている事にも気づかず、

自分の生き方・やり方は
   見事に間違っていました

という材料が、全てそろったように
見えた。

滑稽だった。
どうしよう、50歳を目前にして、
白紙というか
糸の切れた凧状態。。。

普通に暮らしたかっただけなのに。
特別な事をしたり、してくれなくても、
今ある幸せを守れたら
それで良かったのに…。
涙が止まらなかった。

しかし、泣けるようになった頃には、
娘がキレた。
中学生の娘は、いざとなると異常に強い。

過敏性腸症候群で
每日下痢しまくってる人とは到底思えないほど、

肝の座った態度に出た。
 

 👧「ママは、バカなん?!
   マジで、マゾなん?!
   どんだけ痛めつけられたら気が
   すむん?!
   人を信じすぎるねん💢
 
 離婚? は? 世間体が悪いから、
  それは、嫌。
  でも一緒に暮らしたくない。   
  
   人は疑え!自分が1番!
   人の事はどうでもいい!
 はい!!!  リピートアフターミー💢」

もう、笑うしかなかった。
すべてが娘の言うとおりだった。


 この娘が居て、本当に良かった。


泡を吹きながら、2日間かかって死にものぐるいで産んで、本当に良かった。

(でも、夫がいたから、
    この子がいるんだけどね)
 さすがにそこはまだ消化不良だった。 

でも、とにかく
仕事をストップし、
夫が離れてからというもの

何かの流れる音が聞こえるほど、私の周囲が流れ始めた。

片付けが面白いように、はかどる。
全て捨てよう。
夫の身につけていた物と、私の身につけていた物、悪しき生活を思い出させる物は全て捨てよう。

無我夢中で、引き出しからあらゆる物をひっぱり出した。

特に、自分をキレイに見せてくれた物や自信を持たせてくれた物は、ことさら念入りに葬り去った。

さとうみつろうさんが
  著書「神さまとのおしゃべり」
で書いていたように、
固定概念を書き換える事が、
今の私に不可欠だと思ったからだ。

だから、胸がキュン としても
思い出がつまってても、
その 大切な物こそ 捨てよう。

だって、私は
今日も明日も生きるから。
やっぱり私は、
あきらめないから。
 
 だったら、より良い「今」より
 大切にして置かねばならない
 何かなんて、存在しない筈。

心からそう思えた。
だから、
今回の断捨離は 本物の断捨離。
 
要らない物を捨てるのではなく

大事にしていた物を捨てられる勇気

それが、本物の断捨離


夫も私も 9月6日の晩までの2人は
  もう、お亡くなりになられました。

さぁ、この家から、
 貧乏神を叩き出すよ…!!

 荷造りしてや、貧乏神さん。 
 


 「見つかって
  しもうたわい…💧」

  次回 貧乏神と結界③につづく