昔から大切にしている物が、ございます。

それは、アンティークな感じの素敵なデザインの、オルゴールです。

 

幼少の頃に親戚から頂いたものです。曲名が書いていないのですが、優しい音色に癒されています。

現代は動画などで聴きたい曲は何でもすばやく聴けるようになりました。

ですが、ぜんまいを回して聞く可愛らしい音色も、良いものでいつも優しい気持ちにさせてくれます。

オルゴールについて少し調べてみましたら、中世ヨーロッパの時代に、大きい鐘と小さい鐘をひもで、ひっぱり鳴らしていたそうなんです。

 

それを自動的に、したものがカリヨンと呼ぶ自動演奏装置です。

このカリヨンこそが、オルゴールの起源と伝えられています。

鐘をならすことで人々に時刻を告げていた時代でもあるそうなのです。

 

とても素敵な知らせ方で、その場に居たら、聞き入ってしまいそうです。

日本でも、広場に行くと時計のオルゴールが、なる街が、あります。

優しい素朴なメロディーが流れると、良い雰囲気になりますね。

 

ぜんまいの発明により、カリヨンは小さな時計に、組み込まれるようになります。

その頃、職人たちが貴族のために、ベルや、オルガンのメロディーが流れる曲が入った時計や、からくり時計を作っていたそうです。


そしてのちに、シリンダーオルゴールが開発されます。

シリンダーオルゴールは、細いピンを弾いて繊細な音色が、特徴的なものです。

 

シリンダーオルゴールは富裕層の、貴族の高級品として愛用されます。

 

ドイツで、ディスクオルゴールが作られた時に、シリンダーオルゴールの問題点などが解決して、ディスクオルゴールはドイツの産業のものになりました。

ディスクオルゴールは、レコード盤のような、ディスク盤を回転させて演奏するものです。


 

オルゴールが全盛期を迎える頃、エジソンが蓄音機ちくおんきを発明し、

衰退するようになります。

 

オルゴールが流行していた時代は、幕を閉じます。
日本にオルゴールが伝わったのは、オランダ人が持ち込んできた事からのようです。

オルゴールという呼び方は日本だけの呼び名であるそうです。

 

蓄音機は家にありましたが、とても深みのある良い音が出ます。

オルゴールの音色に、癒され愛されていた全盛時代が、あったのですが、

オルゴールよりさらに、進化した音色に心変わりし、人々は魅了されたのです。

 

オルゴールは職人の努力と技術によって、より親しみやすく聴きやすいものになったのです。

日本にも色々な技術をもった職人の方々がおられます。

たとえば私の好きなお着物であったり、やきものであったり、

様々な職人の方々が、おられますが、

 

職人の力というのは、夢と感動を与えてくれるのですから、

本当に素晴らしく、あらためて感謝の気持ちになりました。

 

国内にはオルゴールの博物館が、いくつかあるのですが、

まだ全部は行った事が、ありませんので、機会があれば、

お伺いできればと思っております。