以前、嫌いな上司に悩まされ困っているという知人の、お話を伺っていた事が、ございます。

仕事自体は楽しく辞めたいとか、そういうふうには思っていないそうなのです。

 

ほかには、お子さんの親同士の人間関係にも悩んでいらっしゃるみたいで、

お話しを聞くたびに、色々と辛いご様子が伝わってきました。

 

もうひとつ思った事が、ありました。人を嫌いになる理由は、何であるかと思ったときに、

その時のメンタルやストレス度合いでも、嫌いになりやすかったりしますので、その時は専門的な施設へ相談する事が望ましいと思います。

 

そうでない場合、他にもまだ嫌いになるきっかけや理由は、あると思いますが、だいたいは、自分の事を執拗に攻撃あるいは、いじめてくる、

価値観が合わずイライラもやもやする、軽蔑、嫉妬などが理由だと思います。

 

逆に人を嫌いになりやすい人は完璧主義者で正義感の強い人なのではと思うのです。

絶対こうでなくてなならないという思いが強いので、できない人には厳しく責めたり、嫌いな感情を持ってしまいがちだと思うのです。

 

少し心理学の法則を調べてみたのですが、自分自身が批判されたら、それが正しい事であったとしても、その人を嫌いになってしまうという心理学の法則があるらしいのです。

親しい間柄でも、きつく怒られたり非難されると、好意をもっていた気持ちが一気に嫌いになってしまう場合があるようなのです。

 

そして自尊心維持の作用というのが、あるのですが、自尊心を高める評価をもらうと、その評価をしてくれた人が好きになるという理論です。

 

簡潔に述べますと例えば、あなた、まだまだダンスが上達しないのねと、正しい評価があるのに、その言葉に反感をもつ作用なのです。

良い評価をもらえれば、好きになる、悪い評価をもらえば嫌いになるという事です。

 

それは自尊心を維持しなくてはならない、自分を肯定的に評価しなくてはならないという感情が働くからなのだそうです。

 

例えば親友が結婚相手が決まりました。とても嬉しく思うのが通常の心理状態ですが、

その時に自分がまだ結婚していない場合、親友より自分が劣って見えたり、とてもうらやましい気持ちにもなります。

 

相手に何か短所や悪い欠点を一生懸命に見つけ、結婚相手を悪く思う事により自分を落ち着かせる心理的な部分が働くようなのです。

人は自尊心があり、他人との関係で問題とされる状態となると、自分自身の良い評価を維持しようという心理メカニズムが働くので、このような状態になるらしいのです。

生きている中で必ず誰にでも苦手な存在は、いるものです。社会に出ても必ず一人は嫌いな人、合わない人は出てくると思うのです。

 

そうなるたびに毎度、避けていては身がもちません。

 

嫌いな人の事は、深く考えないようにする事と、

嫌いな人の事を考える時間より、その時間を楽しい事や勉学に使い、自分の人生を大切に使う事の方が豊かで、とても大事に思います。

 

あるいはノートなどに嫌いな人のポイントを、はっきりと具体的に書く事により、

その人の対処や解決法が見えてくることもあると思います。

 

もしくは心に、よゆうがあれば、意識を変えてみるという事も良いと思います。

嫌いな人から何か気づきや、学べる事をもらえそうだったらいいなという見方を変えてみる事もよいと思います。

 

嫌いな人が気にならなくなるくらいの新しい良い人間関係をたくさん築くという事も距離をおく事ができて良い方法だと思います。

 

よっぽど嫌いな場合は、思いきって環境を変えるというのも良いかもしれません。

 

一番のポイントは、なぜ嫌いになったか、あるいは、なぜ攻撃されているかだと思い

ます。

大人も子供もストレス社会で、残念ながら大人でも、いじめやパワハラは存在しているというニュースを聞く事があります。

 

いじめる事はストレス発散の間違いの方法で、

さきほどの自尊心、ほめられたい認められたいという強すぎる思いや、満たされていない心からくる八つ当たりの行為のようです。

 

もし嫌がらせされた場合は、協力してくれる味方をみつける、相談するという事も大事だと思います。

あるいは自分の得意な事や熱中出来ることに情熱を費やし、嫌いな人から身を守れる強いエネルギーを持っておく事です。

嫌いな人に負けないなにか、そういう特技もある意味、味方だと思うのです。

 

自分だけの熱中できる大事ななにかを持ち続けていると、いつのまにか嫌いな人は距離をおいていたという場合も少なからずあるのです。

 

沈む瀬があれば浮かぶ瀬あり、しずむせあればうかぶせありということわざが、あるのですが、

意味は長い人生の中、悪い時もあれば、良い時もある。

悪い事ばかりが続く事はないですよという意味らしいです。

 

ストレス社会や人の自尊心について、とても重要な事だと思うのです。

このテーマは、もっと多く語られるべきではという気がします。