シュッシュという勇ましい音とともに、堂々とした姿で走りゆく機関車の、
あの汽笛の音が大好きです。
機関車の事は、あまり詳しくは知りませんが、
蒸気機関車は、SLと呼ばれているそうです。
蒸気機関車について調べてみましたら、
鉄道はイギリスではじまり、明治維新の、日本へ登場したそうなのです。
その頃は、蒸気機関車が先頭で、客車や貨車を引っ張って走行していたようです。
そういう形態で走る編成を汽車と呼んだそうです。
蒸気機関車の汽笛は、ボイラーの上にあり、汽笛は蒸気を使って鳴らしています。
汽笛には、共鳴室があり、1個の場合は高い音が出て、共鳴室が多くなればなるほど低い音になるようです。
運転手がいる部屋の汽笛の取っ手を開くと、汽笛の弁が開いて、蒸気が出て汽笛が鳴るというしくみらしいのです。
汽笛の高い音、低い音も、そういうしくみで鳴っていたのです。
汽笛の音は、そのときの心情によっても聞こえ方が、あると思うのです。
たとえば、私は応援してくれるかのような音に聞こえたり、
ある人は、悲しいような音に聞こえたり、喜びの音に聞こえたりするかもしれません。
つい、この間、 国内最古の現役の蒸気機関車が牽引けんいんする、
SL人吉が2024年3月23日に老朽化のため誕生から101年で引退したとニュースが、ございました。
私は最後のラストランの汽笛が、力強くありがとうと伝えているようにも聞こえました。
寂しいですが、古いものが去り、新しいものが生まれてくるという事なのだと思いま
す。時代は進化し続けていくのですね。
田舎の道を行く機関車の汽笛の音を、頻繁に聞くのが好きでした。
あの音を聞くと、心に響くものが、あったからです。
山に囲まれている所でしたから、
何キロか、遠く離れていても、山に反射して聞こえてきます。
その音を聞くと、なぜか応援してくれるような音に聞こえていたのです。
耳を澄ますと、汽笛の勇敢な響きが今でも、あの頃の情景とともに聞こえるような感じがします。
機関車は、撤退していきますが、
まだ日本には、乗車できる機関車が、ございます。
乗車条件は、予約制であったり土日祝中心であったりするようです。
現在は、北海道、東北、関東、甲信越、中部、中国エリアで走行しているようです。