すごい剣幕で、もう、どうしようと、お話しに来られた知人の女性が、おられました。

とても普段から仲の良い、ご夫婦なのですが、ある日ちょっとした事が、きっかけで、大げんかになってしまったらしいのです。

それは、休日の家族団らんの時、些細な事で、喧嘩に発展してしまったらしいのです。

その発端は、夕食中、食べ物が原因みたいでした。

 

知人は、もう、この世の終わりのような、あわただしい表情をされていました。

私は、相談の専門ではないですが、私なりの意見を、お伝えしてみました。

 

そういう時は、食べ物で始まれば、食べ物で解決したらどうかしら?と、お伝えしてみました。

知人は、え?と一言、難しい顔をされていたのですが、お二人の状況は、こじれているようです。

 

そんな単純な事ではないと思うけど、例えば食べ物で喧嘩したのなら、二人でディナーの予約を取ってみて食事してみては、どうかしら。

たまにはちょっと違う雰囲気の所へ、お付き合いしていた頃を思い出し、おしゃれして食事に行かれたらどうでしょう、と意見を、お伝えしてみました。

 

その後、知人から連絡があり、アドバイスありがとう、あっさり仲直りできたという、報告を頂きました。

 

お二人で、普段できない事、少しの時間のゆとりをもって、奥さまが予約して少し贅沢なお食事をされに行ったそうなのです。

 

するといつもと違う空間、いつもと違うお食事、そういう状況にお二人が、喜びと楽しさを共感して、昔話にも花が咲き、あっさり仲直りできたそうなのです。

 

ことわざで夫婦喧嘩犬も喰わずと、ありますが、こちらの意味は調べてみましたら、夫婦喧嘩は、すぐに仲直りするものだから、他人が仲裁に入ったり余計な心配をするのは愚かなことであるという意味らしいです。

 

ですが今回、私は、この余計な事を言ってしまったのですが、意見を、お伝えしてみたところ、良い結果になったので安心いたしました。

 

ケンカの種は色々あると思いますが、話し合うと案外、小さな事が原因の事も、あるようです。

 

情けは人の為ならずということわざも、ございます。

こちらの意味は、情けは人のためではなく、いずれ巡って自分に返ってくるのであるから、誰にでも親切にした方が良いという事と、見返りを求めず、常に人には親切に接するべきであるという教訓の意味でもあるらしいのです。

 

私がした行動は、情けは人の為ならずかなという事で納得させようと思いました。