かれこれ20年前の話
ホームヘルパーの資格を取るため、母友とホームヘルパー教室に通ったことがあるのです。
(今は訪問介護員の名称に変わったのでしたっけ?)
この時、ケアマネージャーが私たちに話をしたのは、過剰なサービスをする必要はない。
一見冷たく感じる言葉ですが、ヘルパーのサービスには限界があり、必要以上に利用者の要求に応えると、次も要求すれば応えてくれると期待してしまう。
常態化してしまうと、それが当たり前になってしまい、利用者はヘルパーをお手伝いさんと勘違いして扱うようになる。
要求がだんだんとエスカレートし、別のヘルパーが「出来ない」と断ると「前のヘルパーはやってくれた!」と騒ぎ出し、クレーマーと化してしまう。
今回シネマで働く従業員は良かれと思ってやったことなのだろうけど、本来従業員たちはそこまでのサービスをする必要がないのですよね。
しかも車椅子は重い。
何かあったときにシネマ側は責任を負えませんよね?
シネマ側は気の毒だったなぁとは思うけど、全く責任がないのかと言えばそうではなく、最初のサービスを頼まれた時点で断っていれば、こんなことにはならなかったのかな?と思います