やっともらえた少しの休暇の間に
やりたいことがあった。

ジェジュンにも
ジュンスにも
内緒で…。
雪が降り出した ソウルの街。
僕は あるメールを受け取った後…
すぐに 休暇中のマネージャーにメールした。
「今から 一緒に出かけない?」
「どこに?」
「スノボ!」
「だめだよ。怪我したらどうする?」
「じゃあ…一人で行くからいいよ…。」
「余計にダメだ! なんで急にスノボなんだよ!」
「サプライズだよ…サプライズ!!」
「夜の間に…車で飛ばせばいけるっしょ!」
僕は 急いで街へ出て ウエアを買いこんで…
マネージャーの迎えの車を待った…。
ボードは 急に思い立ったから とりあえず…
スキー場のレンタルショップで借りることにした。
マネージャーは 体がでかいので
あんまりかっこいいレンタルウェアがなかった。
「まあ…そんなに滑んないからいいか…。」
「でも かっこわりー www」
「無理やり誘ったんだから 俺のウェアも買ってくれよ!」
「ごめんごめん…。」
そして僕達は 朝日が昇るまで…仮眠をとった…。
朝にやってくる その友達を
僕は ドキドキしながら待っていた…。
僕の 初めてのキスは スキー場だ…。
僕は 大好きだったその子に
俺のこと…好きならキスして…。
僕は 大胆な行動に 出たんだっけ…。
なんだか 昔の淡い想い出さえも 甦ってくる…。
朝 やってきた 友達たちと 合流して
朝ごはんを食べた…。
もちろん 彼女も一緒だ…。
「なんで ここにいるの?」
彼女の驚いた顔が 可愛かった…。
この何カ月もの間…
いつも僕のそばにいてくれた
ドラマの仲間達…。
僕が 眠れなくて 倒れた時も
疲れて イライラしている時にも
そっと ホットチョコレートを差し出してくれた。
撮影の最後の日… 僕は彼女に行った…。
「僕さ やっと休みがもらえそうなんだ…。7年ぶりに…。」
「7年ぶり? うそでしょ!!」
「ホントだよ…。」
「あたしも撮影終わったら 少しお休みもらえそうです…。」
「なにするの…おやすみ?」
「スタッフの皆で スノボやろーって言ってるんです。」
「やったことあります?」
「ユノは上手いんだけど…僕はやったことないな…。」
それからの僕は…
打ち上げにも参加できず…
アメリカに行ってしまって…彼女とも
それっきりになってしまった…。
ツイッターは フォローしてるけど…。
彼女はたまに話しかけてくれるけど…。
そこに返信することは できなかった…。
でも ソウルの寒い夜が来ると
また 彼女のホットチョコレートが
飲みたくなっていた…。
いや それを渡してくれる
彼女のあの笑顔が 見たいのかな…。

ツイッタに載せる写真を 彼女にとってもらった。
男4人のスノボの旅。
これで 僕のアリバイは 完璧さ!
僕は 写真を撮り終えると
ゴーグルと ネックウォーマーで顔を隠した…。
「僕 誰かわかる?」
「ううん…ちょっと派手なウェアの一般人だよ」
「やったね!」
「僕たちのお休み ばんざい!! じゃあ行こう!!」
僕は 彼女の手をとって リフトに向かった…。
二人きりには なれないけど…
僕は 久しぶりに 友達との 休暇を 満喫した…。
その日の夜…
ホテルの部屋に戻った僕は彼女にDMした…。
夜は冷えるね。
また ホットチョコレート飲みたいな。
ねえ…撮影の時のように 持ってきてくれない?
え? どこに?
ここにいるから…。
ホテルの前のXmasイルミネーションの写真を彼女に送った…。

僕は 誰もいない ホテルの入り口の隅で
煙草を吸いながら…彼女を待っていた。
彼女が いつもの保温ポットを持ってやってきた。
僕のすきな ホットチョコレートと一緒にね。
わがままだなー おっぱー。
なんでこんな寒いところで…。
風邪ひいちゃうよ!
だってせっかくきれいなのに
誰にも見られてないなんて…かわいそうじゃん…!
こっちの白樺の並木も ずーっと
ライティングしてあるのにさ…。
ちょっとお散歩しようよ。
彼女の返事を聴く前に…
僕は 彼女の手をとって 歩きだした…。
僕の大好きなマネージャーが
僕がスノボをやってる間に
汗だくになって セッティングしてくれた
テントの下のベンチに 二人で腰かけた…。
そして テーブルの上のたくさんのローソクに
僕のライターで 灯をともした…。

綺麗ね…いつのまにこんなこと?
秘密だよ!
じゃあここで 飲もうかな…ホットチョコ。
うん。

彼女が差し出した ホットチョコレート。
いつもの甘い香りと 彼女の笑顔…。
ねえ…寒くない?
僕は そっと 彼女の手を握った…。

もっと こっちにくっついてよ…。
そしてさ…
僕と付き合ってくれない?
答えがYESならさ…
キスしてもいい?

僕は 彼女と キスをした…。
甘い 甘い ホットチョコのキス…。
ジェジュンとジュンスが
僕が抜け駆けしたって騒いでも
僕の休暇は 僕の自由だろ?
僕は一番好きな人とさ
過ごしたかったんだ…。
ただ…それだけ。