この前の続きを…少し書きます・・・。
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私は病院の待合室にいた・・・。
周りには…幸せそうなお腹をした人ばかりだ・・・。
***さん~。 名前を呼ばれて中に入る…。
おなかのエコーをとる・・・。
ほら・・・このまえ着床してた卵…ちゃんと育ってますよ。
もうここが頭…ここが足になるんですよ・・・。
これから・・・すこしつわりの症状がでるかもしれないね。
あと少し貧血気味だから…増血剤も処方しますね・・・。
先生・・・中絶はできるんでしょうか・・・。
あなた…ご結婚まだなのかしら・・・。
はい…まだ状況的に産める環境では・・・ありません。
そう…でも大切な命よ。相手の方とよく相談なさって・・・ね。
手続きの書類はお渡ししておくわ・・・。
その書類はスーツケースから取り出せなかった・・・。
彼は…今苦悩の中にいるのに・・・心配事はもう増やせない。
それに…彼は責任感できっと産んでというだろう・・・。
そんなこと…彼のためにも生まれてくる子のためにも
いいはずがないのだ・・・。
日本に帰って…眠れない日々がつづいた・・・。
体の中で 反応がはじまり・・・つわりもひどくなってきた。
たまらなくなって…あいつに電話した。
お願い…助けてほしい。
私を天秤にかけた薄情な彼が
書類の上だけでも父親になるのは・・・いやだった。
でも…ほかに頼める人など・・・いないのだ。
ここに名前かいてくれればいいの・・・。お願い。
ほんとにいいのか・・・。
お前子供大好きだろ?不倫でもしてるのか・・・。
何も聞かないで…サインして…お願い。
私の真剣な顔に…それ以上何もいわずにサインしてくれた。
そんな悲しい恋してるのなら…戻ってこないか。
彼はそういってくれた・・・。
珍しく優しい彼に…甘えたくなった。
強がってた心がくじけそうになった…。
ありがとう・・・。無理言ってごめん・・・。
そう言って…席を立った。
彼は追いかけてこなかった・・・。
私が泣きそうなのを…察してくれたのだ。
長い付き合いだった・・・。
そのくらいのこといわなくても 空気でわかる関係だった。
僕は宿舎に戻ってきた・・・。
荷物の整理をするためだ。
明後日にはここをでなければならない・・・。
この宿舎もなくなってしまうのだ・・・。
大きいものは会社がやってくれるが
自分で持ち帰りたいものは箱に詰めて。
明後日の別便で送るから・・・といわれていた。
3人の荷物は・・・もうなくなっていた・・・。
ユノは 新しいマンションの引っ越し日までここにいられるのだ。
今日も一人がたまらないのか…どこかへ出かけていた。
なんだか…がらんとしてしまった。
このリビングも・・・。
僕も実家でなくて…一人でくらしてみようかな。
そうすれば・・・涼さんともっと一緒にいられるな・・・。
今週日本に行ったら 話してみるか・・・。
喜んでくれるかな。
日本に出発する前日…事務所に呼ばれた・・・。
日本でのコメントはすべてユノが行うこと・・・。
日本でも3人とは別行動で、楽屋も別にすること・・・。
リハーサルと本番以外は彼らとの接触を行わないこと・・・。
これらのすべてを事務所関係者が同行して監視すること・・・。
僕達の気持は置き去りのまま…
大人の都合で、次々といろんなことが決められていった・・・。
僕らは・・・もう従うしか・・・すべがなかった・・・。
飛行機もホテルも3人とは違っていた・・・。
avexからは・・・べつべつにマネージャーをつけてくれた。
彼らが今どこで何をしてるかも・・・わからなかった・・・。
僕はひどく疲れていた・・・。
ユノは…最近体調が悪く…ホテルに着くなり…
明日のために早めに寝てしまった・・・。
僕は…彼女に電話した・・・。
いま神戸のホテル・・・。帰りも関空から帰るみたいだ・・・。
せっかく日本にいるのに…会えないんだね・・・。
チャンミン…髪を切ったのね・・・。
明日…テレビ見るからね・・・。
ちょっと今 体調悪くって・・・もう切るわ・・・ごめん。
なんだか…そっけなく…電話を切られてしまった・・・。
ドラマの台本に目を通したが…頭に入らなかった・・・。
撮影は延期が続き…まだ撮影に入っていなかった・・・。
僕も彼女もよく眠れないまま…朝を迎えていた・・・。
(つづく)



