私は彼を見送った後…少し眠った・・・。
彼のことがなかなか 頭から離れなかった・・・。
きょうの面接で全員と会えるんだ・・・。
写真の彼は・・・すごくきれいな顔立ちの青年だった。
彼も昨日の彼のように…さみしさを抱えているのかな・・・。
少し時間に遅れて彼もやってきた・・・。
しかし昨日の彼とは様子が違った・・・。
こんばんは~せんせい?いるの?
僕の好きな焼酎持ってきたんだ…一緒に飲まない?
こんばんは・・・はじめまして・・・もうごきげんなのね。
そうだよ・・・。
だってすごくきれいな先生だったよって聞いたから・・・。
(ここでの話は内緒のはずなのに・・・。)
彼と二人で 乾杯した・・・。
あまりお酒は強くない・・・。
ワインなら先生と飲むこともあるが
焼酎のロックなんて・・・はじめてだ・・・。
彼には一応Shelter の説明をした…。
覚えてるかどうかは別の話だけれど…。
そしてJOKERのカードも渡した・・・。
なんかすごいね このカード・・・すぐ使いたいな。
そういって子供のようににこにこした・・・。
一見クールで近寄りがたいほどきれいな顔立ちなのに
彼の人柄は見た目とは違っていた・・・。
人懐っこくて…周りをひきこんでしまうような明るさがあった。
彼は飲みながら…その話もしていた。
昔はしゃべるな!って言われて…楽屋の2%しか話してなかった。
そう言って自分で受けて笑ってた・・・。
そのうちおなかがすいてきたと
冷蔵庫の残り物でおつまみを作り始めた・・・。
ますます意外だった・・・。
彼と朝まで飲み続けた・・・。
いや…彼がひとりで飲んで食べて…私はずっと笑っていた。
少し眠ったほうがいいんじゃない?明日も仕事でしょ?と促すと
そうだった~!!
とあわててシャワーを浴びに行った。
洗い物をしながら…彼の言葉で思い出し笑いをしてしまう。
楽しい時間はあっという間に過ぎて行った。
彼はシャワーを浴びて出てきた・・・。
ドライヤーを手伝って!!と甘えてきた・・・。
ほんとに子供みたい・・・。
頭をブルンブルン振ってる彼を必死で乾かした・・・。
そして ちゃんと起こっしてね~!!
そういって寝室に消えていった・・・。
嵐のような一日だった・・・。
11時に起こして・・・朝ごはんをもぐもぐ食べて
いってきます!またくるから~!
と彼は出かけて行った。
私のほっぺにキスをしてくれた・・・。
新婚夫婦の朝の風景のようね・・・。
またおかしくなって笑った・・・・。
やっと全員の面接は終了した…これからカルテを書かないと。
ある一人を除いては・・・Shelterなんて必要ないんじゃないかな
そう思っていた・・・。
(つづく)



