こんにちは。 あけりんです。
またまた 妄想日記のつづきです。
それでは いきます。
翌朝…彼にお出かけするよ。と起こされた。
彼はもうシャワーも浴びていた。
身支度をして・・朝食をとっていると…かわいい服を着てほしいといわれた。
主人はそういうことに無頓着だから…なぜか嬉しくなった。
今日は彼に甘えてたくさん思い出を作って帰ろう。
心に深く刻んで・・・一生消えないように・・・。
いったいどこへいくのかしら・・・。
ホテルの前には白いリムジンが止まっていた・・・。
どこか 郊外へ旅行にでもいくのかと思っていた・・。
その車を見て・・私は何かを確信した・・・。
いったいどこへ行くの? 秘密だよと彼は答えた。
とても豪華なリムジンだ…こんな豪華な車に乗ることはもうないだろう。
彼の隣りに座りなおした。
もうパニック状態よ。というと・・・。
彼は結婚式を挙げるつもりだといった。
やっぱり・・・そうだったのか・・・。
彼との最後の思い出が結婚式なんて・・・・。
神様はずいぶんと重い十字架を私に背負わせるようだ・・・。
そして彼の中にも・・・消えない大きな記憶がつくられてしまう。
やっぱり成田にいくべきでは・・・なかったのかもしれない。
そうすれば・・・あそこで・・彼が仙台に戻れば
誰も傷つくことなく・・・私が人生を捨て切れなかった臆病者として
彼の心に小さく記憶に残るだけですんだのに・・・。
私はいろんな嘘をついてでも・・・お別れをするまえに
愛する彼との最後のNYの思い出を作りたかった・・・。
私のわがままが・・・こんなことになるなんて・・・。
頭の中で後悔がうずまいた・・・きっといろんな人をだました罰ね。
車からNYの街並みを眺めながらそう思った。
彼がいろいろ気を使って私に話しかけてくれていたが・・
曖昧な返事ばかりしてしまった。
教会につくと・・彼がトランクからドレスを出した。
いつの間に用意したんだろう。
奥様と一緒に控室で着替えた・・・彼女は明るくてとてもいい人だ
片言の英語でお互いコミュニケーションをとった。
これは私のドレスなのよ・・・。あなたにもよく似合うわ。
とうれしそうに彼女は言った。彼女のことも傷つけてしまうな・・・。
自分の罪の重さに涙がでてきた・・・。
どうして…君のことを好きになってしまったんだろう・・・。
彼女は泣きだした私に驚いていた。
髪型かドレスが気に入らないかしら?と心配して言った。
気持ちが高ぶってるだけだから・・・心配しないで。
それしか言えなかった。
目が腫れないように涙をこらえようとしたが・・・無理だった。
冷たいタオルで目を覆いながら・・・私はまた泣いてしまった。
彼女が一生懸命メイクしてくれて・・・やっと支度が整った。
ユチョンのいとこの彼に腕をかけて・・・教会の中へ入った。
目の前に正装をした彼が立っていた。
彼の目の前で歩みを止めると…彼は私の手を取った。
二人は祭壇のイエス様の前で 永遠の愛を誓った。
ほんとうにこのまま人生を捨てて彼のもとに飛び込みたかった。
誓いのキスのあと…彼の耳元で
愛してる・・と韓国語でささやいた。
神様の前で嘘はつきたくなかった。
式が終わって奥さんの用意したケーキでケーキカットをした。
子供たちが私のもとへ飛び込んできてくれた。
しばらくは・・・全部忘れてこの幸せをかみしめよう・・・。
私は子供たちとおもいきり遊んだ。
彼はユチョンのいとこと話をしていた。
初夏の青い空の下で・・・私と彼の最後の思い出が出来上がった。
帰りはいとこ夫婦の車で ホテルまで送ってもらった。
彼はホテルに着くと また携帯を借りて なにか話をしていた・・・。
ユチョンかな・・・。
私はホテルのロビーでしばらく彼を待っていた。
ごめんね・・・。またせたね。彼はいつもの笑顔でいった。
二人は部屋に戻ると、洋服のままベットに倒れこんだ。
彼のまっすぐな愛を何度も深く感じた・・・。
そしてまた 彼の香りと優しい抱擁のなかで・・・わたしは少し眠った。
彼の愛を受けるのは・・きっとこれが最後なのだろう・・・。
そう考えていた・・・。
(その6)につづく。


